妄想劇場 (26)

2010年2月11日 (木)

『Yの日記』その⑧・思ひ出アルバムより・暑かった編

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

暑かった編は、文字通り暑い国インドネシアの訪問風景からデス。私の顔も心なしかテカってます。

雨の日風の日、暑い日寒い日、眠くてあくびを噛み殺した日、一緒にファンのアツい視線を浴びまくった日・・・・こうして思い出すと「思ひ出ポロポロ」イロイロモロモロ、感無量です。crying

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残暑のころ、某大学のキャンパスでロケした紳士服のCM撮影現場。後ろでとっちゃん坊やみたいな私は小鼻が思い切り膨れております。何をこんなに気張っていたやら思い出せませんが・・・

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中国向けチョコパイのCM撮り。この人の衣装がイマイチだと思いましたが若い女の子を自転車の後ろに乗せる・・・というのはチョッと、羨ましかったなあ・・・など私がお傍でこんなことをウッカリ考えていた、というのは内緒です。(私情)catface

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某化粧品会社が上海に出店した時のサイン会、マダマダ挙動不審に写る私。仕方ないのです、マネージャーにはSPさんと違う段取りがあるのデスから。

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中国ではVIPにはSPのほかに、公安のシトもいっぱい付くので何時にも増しての大移動です。

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利川春史大賞映画祭。近づく台風でムシムシと背中が湿りました。例によって、丁寧すぎるサインを見守る私。

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トコロで、どうです?この雄姿。(照)ヘアメイクさんに顔を弄られ、この人に台詞の指導もしてもらって、目出度く現代自動車ソナタのCMに登場した私。こんなことは一生に一度で十分でございます。青春の思ひ出、ということで・・・・catfacecatface

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・・・そして、すっかり二回りくらい貫禄が付いてしまいましたが、私はウォンビンさんより、年下です。嘘じゃございません。(そもそもウォンビンさんが若く見えすぎるんだと思いマス。)今年もまた、パスポートの判子がこの人と同じだけ増える生活が続くことでしょう。

服のボタンを無理に締めると変な横皺が入って苦しい・・・のは内緒です。(痩せます!)

何処かで携帯片手に裏を仕切る私を見かけたら、念を送ってみてください。たまに気付くかもしれません、あしからず・・・・(敬具)

チャリンコCM、こちら。

Yちゃんのソナタ、こちら。

※ところで、ベトナム編というのがあったんですね、チャリンコ・チョコパイ。まるっと女の子がアオザイの制服の子に入れ替わっていますが、合成??二人相手に撮った??謎・・・^^; こちら。

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2010年2月10日 (水)

『Yの日記』その⑦・思ひ出アルバムより・寒かった編

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

いつの間にかけっこうな年月が流れました。こうして改めてこの人のうしろに写っている私を見て、自分は変わらんと思っていたのにこんなに「若くてボンヤリ」してたんだな、とオドロキました。

さあ、私はドコでしょう・・・

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はい、見るからに寒そうな画像です。私はうしろで おくるみを持ってスタンバイしています。寒かったんです。なのに、水撒きなんです。思わず水の行方を一緒に追う私。芸能人は命がけ、とたびたび思う仕事人生の、はじめの頃のひとこまです。

このひとは、人一倍寒がりなんです。

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近いですから、カメラ。2006年2月、スクリーンクオーター縮小反対の一人デモ。殺気立つ現場、この人も眉毛が下がっておりました。(困ると眉毛が下がります。)

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メディアの皆さんの勢いにまだ勝てない私。この人一人の参加でビックリするくらいの人間が集まってしまった一日でした。

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CM撮影の現場にて。なんだか私もこの人も少年みたいではアリマセンか。(遠い目)eyeglass

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プロミスのプロモーションで行った中国で。ほんとうは、寒かったんです。強行軍でこの人も私もヘロヘロでした。ウッカリ隙だらけの視線やポーズをいつもより多く捕獲されてしまったものです。え?私でなく、この人デスよ。(それにしてもこのカメラマンさんは、ドコの国のシトでしょう・・・)

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同じく、プロミスでベルリン映画祭参加。丁寧すぎるサインを見守る私。

思ひ出アルバム、次回に続きます。bookcamera

※古いファイルを探していたら、あっちにもコッチにも、お守りを頑張るYちゃんを見つけました。

「品切れオトコ」になってからというもの、「○○に○○したい俳優ランキング」みたいなのに入ってないかも?と思うのはmiyukiだけでしょうか。^^;結婚式の日取りについて相変わらずマスコミはアツい反応のようですが。

若いお兄さんに浮気でも・・・と思わんでもないのですが、なかなかそうも参りませんで。(笑)

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2010年2月 1日 (月)

『Yの日記』その⑥・東京ドームの思ひ出

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

この人の一年もあっという間だったでしょうが、私の一年もそれはせわしなく行ってしまいました。そしてまた一年が始まったと思ったらしょっぱなからフルスロットル(全速力)です。
ストレスをなるべく私のところで止めておこうと頑張ったら、腹のサイズがアップしてしまいました。チョッと不本意です。
いいじゃないの、幸せならば・・・とユルユル笑うこの人だけど、傍にいる私にしかワカらぬ苦労もあると思えば、腹のサイズのことなど構っていられません。

せめて好きなものでもしこたま食べて、また一年ガンバリマス。もっと大変になりそうな予感が満々ですから。

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    ※金浦空港・出発の朝・すっかりボカシの入った私。

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    ※うっかりカメラ目線の私。

東京でのイベントで、私も「大きなスクリーン」デビューをしてしまいました。いちどは勘弁して下さいと申し上げたのですが、ほかの方たちのマネージャーも出るのだからと言われ、シブシブお受けしたのです。 (実際Bさんだけはなじぇかバナナだけがお伴でしたけど。)
「どんごんさんが画面からハケたら、カットの声がかかるまで考え事でもしてるような顔をしててくださいよ。気楽にお願いしますね。」と言われましたが、ほんとうに「カット」と言われるまで生きた心地がしませんでした。

・・・・私は顔色に出ないのです。 (動揺しても、狼狽しても、泣きそうになっても。)そういう意味ではやっぱり俳優には向いてイマセン。

自分の裁量でこの人の価値がいっそう上がり、速やかに仕事が進む・・・忙しさも自分が把握できていればこそ耐えられるというものです。

この人が現場で忍耐に忍耐を重ねた上で、結局誰にも悟られずにソッと「人格で寄り切る」場面を何度も見ましたが、shinedogdogshineあんなMなことは俳優だけが耐えられるのです。そうやって引き換えにして覗く世界にはたぶん条件があるのです。

・・・ちょっと哲学、語ってしまいました。普段の私にそんな暇はアリマセン。

さて、「野球場」でのイベントは、「あらかじめ撮影しておいた各出演者のスケジュール調整の場面」から始まります。

ウチが一番最初のパートになるので私も昼の回にチョッと自分の姿でも確認(照)しようと会場に分け入りました。足早に野球のゲームで言うところのホームベースあたりに組まれた機材用の櫓の下、各関係が群れて見守っているところに行き、こそっと混ざります。

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    ※密かに縮みあがっていた私。

Bさんのところにイロイロあって開始がだいぶ遅れたので、油断してコッソリ電話などしていたら、始まったとたんに自分の顔がどどん!とスクリーンに・・・・。

ゆうに10日くらい寿命がちぢんだ気がしたのは内緒です。

2泊3日イベントの旅、こんな時は文字通り短い睡眠の間くらいしか自分の時間はアリマセン。日本を発つ日の羽田でのご挨拶時は、教育途中の後輩君の『現地実習』 (課題・出しゃばらず、目立たず且つ鉄壁のお守りを一人でも頑張ること。)でした。

このところ身もココロもだいぶ成長を遂げたカレですが、たまにこの人をまるで姫様のように過剰にお守りしすぎてテンパった揚句、宇宙まで飛んで行きかねないイキオイのことがあってウブいです。・・・いや、何も申しますまい。私だってイッパイ、へもをかましながらここまできたのですから。(遠い目。)

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時々私に頼りまくりのおーらを出しながら振り向く後輩君に、ちょっとだけキューを出してやりながら、黙って後ろで見守っているのも楽ではございません。

こうして私どもの守り守られチームプレーは続きます。姫様を最大限に、なお且つ上品に光らせる・・・スターといえど一人ではようよう光れず、奥の深い作戦も要る・・・そんな遣り甲斐のある仕事なのです。(鼻息。)catfacecatface

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※モデル立ちの姫様と私。ベルリンにて、映画祭参加。(Yちゃんの思い出アルバムより。)confidentcamera

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2009年12月 4日 (金)

妄想・Two of a kind

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

兄・・・倒産しかかったアイス屋社長ジンテさん。(チャン・ドンゴン)

弟・・・兄を助けようとしてどっぷり闇社会にスカウトされちゃった鉄砲玉ジンソクさん。(ウォンビン)

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“ごめんなあ、ジンソク、オレがふがいないばかりに結局オマエに苦労をかけた。オレはオマエに山ほどアイスを食わせてやりたかっただけなんだ。だけどそれで商売上手くいくほどやっぱり世の中甘くなかったさ・・・”

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“兄さん、ゴメン・・・・オレがサンゴン毒蛇親分なんかに金借りたばっかりにこんなことになって。

オレ、兄さんのアイス大好きだったよ。甘さ控えめ豆腐味ってのはいまひとつイケてなかったけどさ・・・。”

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    “兄さん・・・うちへ帰りたい・・・・”

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    “ジンソク、オレもうちへ帰りたい・・・・”

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        ※注・サンゴン毒蛇親分は出演しません。coldsweats01

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すんませんすんません・・・この二人が揃ってるとついこんなことして遊びたくなるワタクシを見逃してくだせい・・・smile

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はい、ほんとは4人様競演でございます。だいぶメディアにも乗っていますね。

そいういえば、夕方の地上波@関東、水戸黄門のあとになんと「冬ソナ」が始まったのには驚きました。すごいなあ・・・(夏休みは「チャングム」でした・・・。)

冬には永遠に皆の頭の中でループするあのテーマ、何度も見たのについ気になってしまうあのシーンの続き・・・ヤバい、ヤバいですから。(笑)

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        ※ジンテ兄さんたらっ、みちみちペコちゃんですよ・・・coldsweats01dog

2009120411 レビューとはまったく関連はありませんが、最近ツボったCMがこの「太麺ず」^^;キレの良い踊りがサイコーっす。動画はこちら

本当の力士の皆さんも踊らせたら動きは良さそうですが、ちなみにこのメンバーはオーディションで選りすぐり、お歌も本家モー娘が歌っているそうな。            

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2009年10月23日 (金)

『Yの日記』その⑤・釜山編

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

私たちはよく晴れた秋の朝、意気揚々とFの運転するスタークラフトに乗って出かけました。
目指すは釜山、レッドカーペットに向けて、衣装その他(含・私Y)の準備にぬかりはありません。

大きな声では言えませんが、車の中のジャージ姿を見れば、いつものことながら男の普段とは、大韓民国イチの花美男であろうと、隣の野郎であろうと、ナサケナイ部分に大差はないのだとちょっとだけほっと致します。

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朝が早かったので、高速に乗るといつものようにこの人はスグ、後部座席で寝息を立て始めましたが、最近妙に貫禄の付いてきた後輩のFが、サービスエリア近いっすけどどうしますか?と私に訊く声ですかさずパッチリと目を開けるのでした。
甘い誘惑“オヤツ”の言いわけは、 「食べられる時に食べておかないと、次いつ食べられるか分からないからネ。」または「皆と一緒でないと、寂しい。」です。困ったもんです。

Fに貫禄がついたのも、私の腹が集中的にぽってりなったのも、まあそういうわけです。

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映画の撮影中から禁煙を始めたこのひとは、食べるもの食べるもの皆美味しいらしく、オマエも煙草をやめろと薦めます。まったく悪気はないのであの目で見つめられると・・・折れてしまいそうです。ゴホン。(煙草は個人のスタイル、ですからっ。)

平日のサービスエリアは意外なほど人が少なくて助かりました。フランクフルトだの、ホットクだの、フナ焼きだの、生ジュースだの、アイスだの、こういうときのFもまたさすがにぬかりはありません。(よしよし。)

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開幕式のレッドカーペットに先だって、新作映画のプレス試写と記者会見がありましたが、概ね評判も良く第一関門は抜けたと、タキシードに着替えるころには朝っぱらのジャージ姿が嘘のような、当夜一番の美丈夫っぷり。

大歓声の中赤絨毯の上を進む背中を見送りながら、私もこの数年の忍耐に思いを致し、ついつい鼻の奥がつうんとなったのは内緒です。

嗚呼、私のお守りしてきたこの人は、こんなにも愛される存在であったんだと目の当たりにすることは、マネージャー冥利に尽きます。私も大韓民国を代表するマネージャーとして、もっとFを鍛えよう、と思いも新たにするのデシタ。

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余談ですが、このひとは夏の終わりに髪を切りました。何かと楽になったと当人上機嫌ですが、ヘアメイクさんについでをお願いすると私たち三人、髪の立ち方が気がつけば一緒なんです。

とくにFはこの髪形のおかげで、間違いなくオトコマエ度があがったと思われ、私はちょっと複雑です。普段の格好もこの人モドキなジャケットスタイルにジーンズで、どっかのかけだし役者みたいですが、私だって負けません。オシャレなら、ふれっぴ~に限ります。(鼻息。)

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映画のPRと一口に言っても、この人のためには媒体や露出度、タイミングなど、シッカリと方法を選択する目が必要なのです。

200910231_3 私も気が抜けません。携帯も手放せません。宿泊先のホテルのロビーを、いつものようにひっきりなしの取材の打ち合わせ電話をしながら歩いていたら、柱の陰で「あ」という声が聞こえたような気がし、つい反射的にそちらを向いてしまいました。

その時目があった日本人のお姉さん二人の口が揃って「あ」の形に開いていました。私が誰なのかキッチリ分かっているようでした。

私も、自分のマツゲが思いっきり、きゅーぴー人形状態にそっくりかえっているのを自分で感じました。

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ウッカリ不意を突かれてしまいました。
・・・・ちょっとだけどきどきしたのは、内緒です。

(私のことはさておき)何処へ行っても人に取り巻かれ、それでも穏やかな目で笑うこの人が誇らしい限りです。これからもこの人の盾になり、うしろを守り、輝かせることを心に誓う釜山の夜なのでした。

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*『特別付録・Fちゃんのロードマネージャー日記』*

はじめまして、Y先輩に可愛がられて最近一回り大きくなったFと申します。まだまだ駆け出しのロードマネージャーです。

秘密厳守で銀行振り込みから新しい携帯の契約(含・使い方伝授)、i-podのダウンロード、お買い物、付け届け(嘘です。笑。)事務所を訪ねてきたファンの応対、いっしょに記念撮影までなんでも対応可です。

いずれ自分もY先輩のように堂々と、あの人をお守り出来るよう精進いたします。(今でも緊急時には担いで逃げられます。カラダには自信があります。)どうぞ御贔屓のほどよろしくお願いいたします。

釜山ではドコでどんな目に見られているとも限らないので、自分も思い切ってスーツを新調しました。野外ステージのイベントの時に、愛用のサングラスに不具合が生じたあの人が、大きな瞳で(無言で)呼んだので、自分が回収に出ました。皆さんの視線を痛いほど背中に浴びててビビりました。Y先輩の余裕はヤッパリ数々の修羅場の賜かと、改めて心を引き締める自分なのでした。

・・・・で、サングラスなんですが、レンズがぽろんと外れたのは、車の中で先輩がシートに放り出されたパーカーの上にうっかり座ったあのときフレームがちっと歪んだせいではないか、と自分は思うのですが・・・・それをバックミラーで目撃していたことは、内緒です。

(えいっし!と独り言も言っていました。)

追伸・自分の次なる密かな野望はY先輩と一緒にマスコミの写真のあの人の後ろにさりげなく写り込むことです。^^

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さらにおまけ。今日の始球式の様子です。大統領ぉ~、肩の調子はいかがデスか~~??

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・・・・・・主審のおじさまが妙にウレしそうなんですが。(笑)

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おおお~~~っ!!とりあえず、なんかすごく絵になってますで、大統領!

 *「グッドモーニング・プレジデント」は初日13万人の動員だそうです。この週末もそのまま突っ走って下さい!^^*

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2009年7月 7日 (火)

『Yの日記』その④

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

200907051 そもそも私の仕事の基本は「お守りする」これ以外ないはず。

覚束なく心もとなく手探りでこの仕事を始めたときから今日まで、この考えは変わっていないつもりです。しかし私も所詮一介のつまんない男・・・などと、ついつい忸怩たる思いを抱くことがあります。

たまにですけど。なんといっても、隣にいる人がヒトですから。

そうなんです。世間にはこの人だけが注目されているのだから、例え隣にいる私がどんな顔をしていようと、どんな格好だろうと、当初はどうでもいいと思っていたのです。

ところがどうしたってこの人と一緒に、証拠写真のように写ってしまうんです。ちゃんとしたマスコミに挙がったものから、ファンの皆さんのお撮りになったものまで。

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※この日は10月というのに夏のように暑い日でした。この人が冬の重装備の衣装を着せられ、布団蒸し状態になって遠い目をしているというのに、嗚呼私としたことが、呑気にTシャツ一枚でるんるんと。coldsweats01

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※ちょっと気の迷いで髪を伸ばそうとしてました。すみません、すみません・・・(何考えていたんだ?私・・・)coldsweats01coldsweats01

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※中国のメラメラくん(左)に負けております。とほほ・・・・(だめじゃないか、自分。)coldsweats01coldsweats01coldsweats01

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           ※寝起きです。寝癖です。眠いです。

嗚呼、あらぬ方向を見ている瞬間の自分、つい呑気そうに見える自分、眠くなっている自分、寝起きがバレバレの自分・・・・キイっとなったのは、中国のボディガードのイキオイに負けて挙動不審な顔に写っているのを見たときです。

いかん!こんなことでは!!

ココロの底で私は密かに葛藤しました。
隣にいるこの人、大韓民国の宝といわれるこの人(が例え時々どんなにぼ~~っとしているように見えても。)をまがりなりにも一番近くでお守りするに相応しいshine「品格」shinewave「貫録」fujiを身に付けることこそが私の務め。

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そう固く決心して努力して参りました。
不測の事態に備え、最速の対応も可能の「お運び体勢」はいちど皆さんにお見せしたいくらいです。(言っておきますが、後輩はマダマダです。)真ん中のお人との、まさに「あ・うん」の呼吸。

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前に出て自慢することはもとより本意ではございません。
これからもこうしてこの人の隣で、お守りする時は一歩前、そうでないときは一歩下がって仕事に励めることが何よりの光栄、それだけです。

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たまに舞台の袖から見る、ほんとうは内気で照れ屋のこの人のこんな笑顔に、つい密かに一緒になって頬がユルユルと・・・そんな顔の自分は、永遠に内緒です。

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※七部袖が好き・・・・というわけでもないんですがね。catface両肩りゅっくにビーサン、ロールアップしたでにむ。この人の撮影現場で仕入れたふぁっしょん知識はいろいろあれど、スーツ姿がもしかして一番自分、エエ男なのかも・・・と自覚した一枚。coldsweats01

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さて・・・大統領の撮影現場公開ツアー見送りのお知らせが公式に出ましたね。チョッと気が抜けてしまいましたが、時期的にいたしかたないのかもしれません。次の機会をまた、楽しみに待つとしましょう。

上のお写真は、初恋の人チェヨンさんとのシーンをモニターチェックの大統領。(P様、ありがとうございました^^。)

        

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2009年5月14日 (木)

『Yの日記』その③

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

朝、家を出てから帰るまで、ひたすら黙々と身辺をお守りするということならば、その道のプロに厳重な身辺警護を頼むということもありましょう。
しかし、そうは行かない微妙な手加減塩加減をしつつ、ファンやマスコミに対応し細かい段取りを整え、且つ安全に物事を導く過程にこの「お守り」の重要性が問われるのが私たちの仕事であります。

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  ※いつものチョッと気の抜けたファイティン!にうしろでついついアルカイックスマイルになる私。

危険信号は突発的に点灯します。場が和んで進行していてもけして気は抜けません。しかし、ぴりぴりギスギスして「やなかんじ」ととられては、この人の評判に関わってしまいます。緊迫の表情をなるべく気取られぬよう、ウッカリ大笑いしてその隙を突かれぬよう、それこそ生え際の存亡が密かに懸かるほどの水面下の神経戦なのです。

私とて、大笑いすることはあります。しかし、それはこの人が怒るのを見るくらい、レアな場面でしょう・・・と申し上げておきます。(鼻息。)

ぽおっとしているようで、ちゃんと360度神経の糸が巡っているのがこの人なのですが、たまに不意打ちにあってしまいます。このあいだは、必死の突撃レポーターとカメラにウッカリやられました。

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     ※寄り過ぎてるなと思った瞬間レンズが大事な顔の、無防備な側面に・・・annoyannoy

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※黄色いのが突撃レポーターの背中です。必死の余り肝心のお守りの対象まで一緒くたにぜんぶ押しのけフレームインする坊や。マダマダです。

いつになく押し黙って曖昧な顔になったのを見て、いつものように私が手前に立っていればよかったと、ちょっとだけ後悔しました。やはり次からはこの私が、頭から抱きしめてでも、お守り致しましょう。必要ならば、肩に担いで逃げさせていただきますとも。(伊達に体格が良い訳ではございません。)

この人があってはじめて、夢が生まれるのです。

そんな新しい夢のひとつが、また始まりました。
新しいことが始まれば、辛かった記憶も栄光の記憶も皆等しく過去となり、人は自然に前に進むことが出来る・・・(あっ・・・どっかの受け売りです。すみません、すみません。)

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どこへだって共に参りましょう。

私も一番近くで、日々新しい世界の誕生を見ることが出来ます。心から幸せです。

このあいだ、なぜか私が昔の戦場のおどおどした新兵で、思い切り部隊長ジンテ兄さんの足手まといになり、さんざ守ってもらった挙句簡単に弾に当たってしまったという夢を見て(これは、寝ている間に見る、所謂個人のツマラナイ夢デス。)チョッと泣きました。ヤッパリ私には役者は出来そうにありません。

弟を呼んだのと同じあの声で呼んでもらったことを妙にリアルに思い出し、起きてからちょっとうっとりしたことは、内緒です。

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2009年4月29日 (水)

『Yの日記』その②

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※このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

昨日、大好きなご主人様にわんこが向けるようなこんな無垢な悪戯っぽい眼差しを私に向けて、この人が出し抜けに言いました。shinedogshine

「ジムとサウナ、付き合ってくれない?」

ちょっとだけ躊躇っているとさらに上目遣いになってこうも言いました。

「たまには誰かと、頑張りたいなと思ってさ。」flair

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まったく、ナニを頑張るというのでしょう。catface
私が人生で出逢った中で、これほど頑張る人も珍しいんですが。

この仕事で難しいのは、ドコまで密着するものかのあわいです。性格や年齢や生活態度、精神状態その他モロモロによって、微妙な匙加減がいるのです。マダ若輩者、こんなふうに穏やかで出来た人の担当になれて心からヨカッタ、と思ったことが何度あったでしょう。たとえ熱狂的なファンにもみくちゃになりかかったとしても、そんなのはシアワセのひとつというものです。

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※上二枚、バレエの「プリエ」・・・とは言えないポジション。(爆)しかしその場大の字飛び、頑張りマシタ!!とうっ!!!

最近芸能界を震撼させることが起こりましたが、当該俳優のマネージャーの心境を慮るに私までこめかみがきゅうっとなりました。まず当人の存在才能無くして成り立たない世界ではあっても、当人だけで仕事は出来ないのがこの世界でもあるのです。損害や影響の大きさをちょっと考えると眩暈がします。

いいオトナを紐で繋いでおくわけには行きませんし、当人のプライバシーもありますから、いつもドコでも貼り付いているのは不可能ですしありえません。

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※顎関節の稼動状況、標本写真。(笑)

ここまで考えてふと、映画撮影のために長く滞在したあのニュージーランドでの暮らしを思い出しました。

あれは、今思えば照れる男の二人暮し でした。二人分のシャツを洗い、ぱんつを洗い、靴下を洗い・・・・(照・・・)洗剤と柔軟剤の香りに気を使ったのは言うまでもアリマセン。

200904282 遠い異国で風邪なんか引かれてはと心配になり、夜中にそっとストーカーみたいに隣の部屋へ忍んで行ってオイルヒーターの位置を直し、小さな子供のオンマのように掛け布団を首元までシッカリ掛けなおし、外へはみ出た裸足の足が冷えているのに肝を冷やし。

直前までチェックしていたと思しき台本が枕のヨコに斜めになって、私はちょっとしんみりなりました。思えば二人で遠くに来たもんだ、と。

翌日食事に出て欠伸をしていたら、もしかして寒くて寝られなかったのか、風邪引かないでくれよ、独りじゃ困るから、と例によって上目遣いで大真面目に私に言うのです。思わずしらずちょっとときめいてしまったのは、内緒です。

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※もう、Yちゃんてばいい塩梅にボケてくれちゃって、控えめにお茶目なアナタの笑顔が見たかったですからっ。それにしてもお嬢様のこの天然柳腰っぷりったら、もう無敵ですね。

さて、そんな穏やかなこの人ですが、時々チョッとだけ、負けず嫌い なのが笑えます。ジムで頑張ったあと、サウナで私の腹を見ては自分と比べて鏡の前であれこれやっているのです。俳優と一般人と、はなから比べないでいただきたいものですが、ここだけの話、じつはカラダにはすこしだけ自信があります。(鼻息。)
「なかなかモリモリに割れた王の字にならなくて・・・」と呟いていましたが、私個人としては、大統領がいくら若いからといって、この人の腹にはモリモリ王の字は無くてもいいと思います。

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ほかの誰もが代われない、かけがえの無い人をお守りしながら今日もソウルの空の下、緊張したりゆるゆるしたりの時間が流れて行きます。

※元気出してキャンペーンのこのTシャツt-shirtはひょっとして、ジオダノで買えるのでしょかね?皆で揃って着てたら目立つでしょなあ。キャンペーン、プロモーションは5月6日から6月5日、とのことデス。

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2009年4月 4日 (土)

『Yの日記』

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※tartanさんの稀代の名作「キムチ兄弟」以来、ほんとうに久々の妄想劇場カテゴリーの更新です。このレビューはあくまで、管理人と皆様の妄想に於いてのみ、成り立っております。どうぞご了承くださいませ。

いったい何がきっかけで、私がこの人をお守りする仕事に就くことになったのか、今となってはもうよく覚えていません。
縁の神様のお導き、ということになるのでしょうか。

200904045 とにかく、いろんなところへ御供して行きました。アタリマエですが、この人のパスポートに押されているのとほぼほぼ同じ数だけ、私のパスポートにも出入国のハンコが押されています。

私の仕事はわが国の宝といわれる映画俳優の、マネージャーです。

何かを演じている時にはしゃっきりしていますが、ふだんは至って普通・・・だと本人は思っているようです。確かに常識人であり、吃驚するくらい気配りもし、腰も低く・・・。

しかしあまりの人の良さにうっかり拉致される危険性も無いとは言えないので、私も気が抜けません。

自分自身この人に生まれたかったかといえば、俳優という仕事の人知れない苦悩や難しさが私なりにちょっとは解るだけに、素直にウンとは言えません。
あんな顔の造作を神様から与えられたことは同じ男としては羨ましいと、たしかに昔は無責任に思っていましたけども。(移動の車の中でウッカリ、居眠り顔の睫毛と鼻筋に見とれたこともありますが、内緒です。)

200904042 いろんな人の人生を演じるのが仕事なだけに、時々同一人物とは思えないほど印象が変わって写真に写ることがあります。凄いもんだと感心しますが、それにしても普段の覚束なさ素直さは、いったいナンなんでしょう。

いつか仕事で滞在したニュージーランドのマンションで、暮らしぶり、仕事ぶりをファンに紹介する映像を撮るときに、自分の部屋はぬかりなく片付けてから、わざわざ私の「寝乱れたベッド」などを嬉しそうに撮っていそいそと「片付けるように言っておきます」とやったときにも・・・・まあちっとも、憎めませんデシタ。いいですよ、あんなことも、こんなことも、黙っててあげますとも。この人はだいたいいつもこんな、大人の男らしからぬお茶目をやって、なんとなく周囲から許されているんです。これも所謂人徳なのでしょう。

200904044 もしも私が嫁さんを貰うことになったなら、きっとこの人は家族のように夢中になって肩入れしてくれて、じつの弟さんの式の時のように泣いてくれるような気がします。
二人してあんな苦労もあった、こんなガマンもした、なんて思い出が蘇り、きっと私も・・・泣いてしまいそうです。(考えないようにしよう。)
反対に、この人にお嫁さんが来たら・・・・と今考えたら私も意外なほど動揺してしまいました。いやだなあ・・・。(照)
・・・まあ、考えてみたらこの仕事に就いてから、お互い家族よりも誰よりも長く一緒にいたんですから。

200904046 どこかから、禍々しいものがこの人に向かって飛んでくるならば、代わりに私がアタリましょう。
車に轢かれそうになったら、ドラマのようにお助けします。相手がトラックでも、バスでも、戦車でも。
仕事ですから。
この人の手は、ファンを癒すために用いられますが、私の手はあくまで、理不尽な行為からこの人をお守りするためにあるのです。

そうやってたまに一緒に写真に撮られながら頑張っていたら、なんでかときどき私にもお手紙なんかやって来るようになりました。

・・・柄ぢゃないっす。代わりに持って差し上げることもありますが、花束なんかもチッとも似合いませんから。(照×2)

人は適材適所、収まるように出来ている・・・・私の仕事が私に与えられたのも、きっと私だからなのでしょう。

もうすぐまた、新しい現場での日々が始まります。

200904041

※さて、私はドコにいるでしょう。このCMのときはじつに意気揚々、嬉しそう~~に私に台詞の指南をしてくれましたっけ。(注・ヘッドフォンの丸いヒトぢゃ無いデスよ。)

(実際のY氏が独身か否かについては、残念ながら存じ上げません。さて、この日記、続くかなあ???by管理人)

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2007年1月30日 (火)

『キムチ兄弟 SS ~その理由を彼は知らない~』

※このレビューは、管理人及びここへおいで頂いているお客様の「妄想」によってのみ、成り立っております。登場人物と、実際の俳優さん方とは一切関係ございません。

【Written by tartan】

玄関の扉を開けた途端、俺の目に飛び込んで来たのは、片方があさって、もう片方がしあさっての方向を向いた革靴だった。しかも、あさっての方向を向いた一足は、裏返って靴底が見えており、いつ踏んだのだろう、ご丁寧にガムまでくっついている。
やれやれ、と思う。やっぱりな、と。
気を取り直して居間に入ると、そこには更に悲惨な光景が待っていた。
悲惨だと分かったのは急いで部屋中のカーテンと窓を開けたからで、入った瞬間に俺が目にしたのは、抜けるような青空の午前十時とは到底思えない、ドヨ~ンと空気の澱んだ異空間だった。
光を入れ、あらためて室内を見渡す。
まずドア付近の床に、丸まったコートが落ちて・・・・いや、本人は畳んだつもりなのだろう、無造作に置かれていた。視線の先、ソファーの背もたれには、手前からネクタイ、袖が片方裏返った上着、ベルトの通ったままのズボン、Yシャツの順に投げ出されていた。これも多分本人にすれば“掛けておいた”つもりなのだと思われる。
ならば靴下もきっと・・・・と辺りを捜索すると、案の定ソファーの足のところに落ちていた。どうしたことか、片方しかない。
俺はとりあえず片方だけの靴下とYシャツを洗濯機に放り込み、スーツを手早くハンガーに掛けた。裏返った袖は直し、ベルトは抜いて別に掛ける。
しかし作業はそれだけでは済まない。
テーブルの上には昨夜食べたと思しきコンビニ弁当の残骸が。下には最近気に入ってそのメーカーばかり飲んでいるのだと本人が言っていたMaxビールの空き缶が二本。缶の横には、・・・・あった。靴下の片割れだ。ビールを飲みながらポンポンと脱ぎ捨てる様子が目に浮かんだ。
摘み上げて俺は、もう一度洗濯機まで走る。
気持ち洗剤を多めに入れて、スタートスイッチを押した。
ゴミは分別して袋に入れたが、まだ何か臭う。
くんくんと、己の嗅覚だけを頼りに俺は進んだ。
「あった」
キッチンに放置されていたキムチにラップをかけ、冷蔵庫にしまった。

――――――さて。
居間には、その抜け殻しかなかったということは、スーツの中身は自室なのだろうか。
居間の惨状からして、昨夜は帰りが遅かったのかもしれない。
まだ眠っているのだろうか。足音を忍ばせ、彼の部屋に近づいた。
ドアは、案の定半分開いている。
この人は、自室のドアさえきちんと閉めなかったりする。昔からだ。変わらない。
タタッツ・・タン・・・タンタン・・・タッ・・・パシッ
その、先月よりずっとリズミカルになった音で、彼が寝てはいなかったことを知る。
週末なのに、起きて仕事をしているらしい。
タタッ・・・ダダダッ・・パン、パン!
結構早い。随分頑張ったんだろうな、と内心ちょっと感心してしまう。
ニヤつく顔のままドアの隙間から覗き込むと、――――いたいた。
丸まった背中には“それはもう、必死です”書かれていて、俺は失礼ながら思わず噴き出してしまった。
「んぶっ」
「あ・・・」
それはもう必死な背中が、ビクリと反応して振り向いた。
「ドジン」
「おはよう、兄さん」
「いつ来たの?」
「ん、今さっき」
「なんだ、声、掛けてくれればよかったのに」
「まだ寝てるんじゃないかと思ってさ」
「まさか。昨日持ち帰った仕事を片付けていたんだ」
仕事片付ける前に居間を片付けろよ、と思う。
「ねえ兄さんさぁ、母さんたちが一晩いないだけで、どうしてあそこまで物凄いことになっちゃうの?」
「物凄いって、何が?」
「何がって・・・・」
コートもスーツも畳んで掛けておいただろう。その大きな目は何の悪気も邪気もなくそう言っていた。
「一晩じゃなくて二晩だよ。明日の夜帰ってくるってさ。お前にもお土産買って来るって言ってたよ」
「・・・そう。そりゃ楽しみ」
「多分、トルハルバンの置物だよ」
「あんなの重くて持って来られないよ。石の塊なんだから」
「あ、知らないの? 発送してくれるらしいよ。この間行った時母さんったら、やたら気に入っちゃったらしくてさ」
「石の置物が?」
「うん。今度行ったらドジンの分も買わなくちゃって、張り切ってたから」
「・・・・・」
「俺はいらないよって、言っておいたけど」
俺のもいらないと、どうして言ってくれなかったんだ。気の利かない兄だ。愛想もへったくれもない石の置物など、頼まれても貰いたくない。どうせならみかんチョコレートにしてくれと、あとでシニョンさんの携帯に電話しておこうと思った。

母さんと、兄さんの彼女のシニョンさん、それと市役所のオンマ、ヘスクさんの三人は一昨日から済州島へ出かけている。この三人、実はこの半年間ですでに四回目の旅行だ。
「三人の仲がいいなんて、こんなに嬉しいことないじゃない? 母さんたちも、喧嘩ひとつしないんだから」
兄さんはことあるごとにそう言って笑う。
母さんたち、というのは俺たちの育ての親であるミスク母さんと、兄さんの生みの親のヘスクさんのことだ。母二人と未来の嫁・・・・とても複雑な関係の三人の仲を、当初俺たちは随分と心配したりもしたが、ほどなくそれは取り越し苦労だと悟る。
ある一定の年齢を過ぎ、修羅場を潜り抜けてきた女性というのは、俺たち男の想像をはるかに超える生命力と環境適応力を備えているらしい。あれよあれよという間に、やれどこどこのホテルのランチは美味しい、やれ格安ツアーがあるから行ってみないかと、三人連れ立ってはいそいそと外出ばかりするようになった。
そのこと自体はいいのだ。別に。仲のよいのに越したことはないと俺も思う。
問題は、彼女ら三人がグルメだ温泉だと楽しんでいる間、すっかりほったらかしにされている兄さんの世話が、全面的に俺に回ってくるということだ。
普通の三十四歳の成人男子ならば、数日間一人にされたところで特に困った状況にはならない。独り暮らしをしている人もたくさんいる。しかし。
兄さんの場合いささか、というか相当、身の回りのあれこれを気にしなすぎる。もっと突っ込んで言えば、ズボラ。正直に言ってしまえば生活面における自己管理能力にかなり問題がある。
スラリと整った容姿に騙されてはいけない。ゴミ箱に向かって鼻をかんだティッシュを投げ、入らなければそのままにする男なのだ。
「どうでもいいけどさぁ、キムチくらいはラップして冷蔵庫に入れなよ。部屋中臭かったよ」
「あ、ゴメンゴメン」
さほどゴメンと思っていない声でそう言った兄さんの目は、すでにPC画面に向けられていた。何度注意したってこの調子なのだから、俺もそれ以上は言わない。
『ドジン~~、三日ほど旅行に行ってくるからテヒのこと、よろしく頼むわね~。お土産たくさん買ってくるからね~~』
母さんから電話が来るたび、俺はこうして兄さんの“お世話”にやって来なくてはならないのだ。でも大丈夫。随分前に、諦めの境地に達している。
「ねえドジン、この記号って、どうやって出すの?」
「ん?」
あの酷い怪我のあと、どうにか復帰した市役所の新しい部署は、PCを使う仕事が主なようで、このところ兄さんは慣れないPC画面と睨めっこの毎日らしい。A4ほどの大きさの用紙にラフに手書きされた、数枚の企画書らしき書類を、必死で画面に入力している。俺なら一時間とかからない仕事だが、PC超初心者の兄さんには、多分夜までかかっても終わらない分量だろう。
「この、ヘンテコな記号なんだけど」
「ああ、これね。コレはIMEパッドから文字一覧・・・・それで、下の方までスクロールしていくと・・・」
「あ、あった! あったあった。ドジンはさすがだなあ」
ありがとう助かったよ、と満面に笑みを湛える兄さんに俺は、脱いだ靴下は必ず洗濯機に入れろと言い渡す機会を逸する。
「兄さん、朝飯は? 食った?」
「んーっと・・・・あれ、食ったかな? どっちだっけかなぁ・・・あ、またミスった」
「・・・・・・」
「そういえば、食ってなかったかもしれない・・・・わ、文字数が多すぎるよ・・・・こういう時は、えーっと、そうだ! 余白を減らせばいいんだ。思い出した」
「・・・・・・」
コーヒーとトーストでいいよね、と言い残し、俺は返事も待たずにキッチンへ向かった。

「兄さんさ、随分タッチが早くなったよね。先月見た時とは大違いだよ」
「そ?」
トーストのカスをテーブルにぼろぼろぼろぼろと零しながら、兄さんはんふっと嬉しそうに目を細めた。
「毎日やってるとね、結構覚えるもんだよ。最初はそれこそ電源スイッチがどれなのかも分からなかったけど」
この頃はファックスを裏返しに送ったりもしなくなったのだと、兄さんは誇らしげに胸を張った。OA機器に関してだけ言えば、兄さんは赤ん坊か原始人かというくらいに疎かったのだが、最近は多少なりとも進歩が見られるようだ。
「兄さん、ジャム、ついてる」
「んあ?」
「口んとこに」
「・・・・ああ」
舌でジャムを舐め取った後、袖で口を拭く。これも昔からちっとも変わらない。
テヒはお箸もキレイに持てるし姿勢も良いし、好き嫌いもない行儀のいい子なのに、どうして食べ物をぼろぼろこぼすのと、袖でお口を拭くのだけが直らないのかしら。母さんはいつもそう嘆いていた。
でも、そんなふうにブツブツ文句を言いながら、母さんも、シニョンさんも、ヘスクさんも、誰一人として兄さんのそういうところを心から嫌ってなどいないことを、俺はちゃんと知っている。
「ブラインドタッチっていうの? もっとダダダダッて打ちたいんだけどね。そこまでにはまだもう少しかかりそうだなぁ。でも、半年でこの進歩は、なかなかなもんだろ?」
「うん。そうだね。でも・・・・」
「でも?」
俺は、ずっと心の片隅で気になっていたことを言うべきか言わざるべきか、少し逡巡した後、やっぱり正直に告げることにした。
「兄さんさ、どうして、その、いつも人差し指一本だけで打ってるの?」
「・・・・・・・」
「あ・・・」
やっぱりその辺りは地雷原だったらしい。
“人差し指一本”を指摘した途端兄さんは、叱られたワンコのように眉を下げ、黒々とした大きな目玉をみるみる翳らせた。
「だって・・・」
「や、いいんだよ、べ、別に、指一本だって。ダメって言ってるんじゃなくてさ」
「だって・・・」
「片手の指一本だけでそこまで打てるんだから、ある意味すごいって言うか、むしろ驚くっていうか、曲芸というか」
我ながら全然フォローになっていないなと思う。
兄さんはますます項垂れてまた、「だって」とだけ呟いた。
「ごめん・・・そういう意味じゃなくて」
「指一本一本が、それぞれ違うことをするなんて、普通は無理だと思うんだけど」
「へっ?」
「右手と左手で違う動きをした上に、十本の指がそれぞれ違うキーを担当するなんてさ、そんな神がかりなこと、俺には出来ないよ。俺は人間だ」
いや、俺だって人間だけど、と喉まで出掛かったのを飲み込む。
「そんなウルトラC級の神業を、みんなが軽々とやってるのを見て、もしかしたら俺にも出来るんじゃないかって思ったんだけど・・・・やっぱり無理だった」
しょんぼりと、すっかり首が曲がってしまった兄さんに掛けるべき言葉を、俺は必死で探した。
「で、でもさ、ほら野球選手だって、たま~に、とってもヘンな打法の人がいるじゃない。バットをグルグル回したり、一本足で立って打ったり。人と違うからって、打てないってワケじゃないよ」
「そ、そうかな」
「そうだよ! 兄さんの打ち方は、そりゃあかなりヘン・・・・じゃなくて、こ、個性的だけどさ、極めればきっと、ブラインドタッチも夢じゃないよ」
「そう?」
「そうそう」
「本当に、本気でそう思う?」
「おお、お、思う思う。思いますとも」
俺が貼り付けたような笑顔でブンブンと何度も繰り返し頷いてみせると、兄さんはようやく「そうだな。大事なのは個性だよな」と笑ってくれた。
キレイな指をしているのに、勿体無い・・・・
俺は心でだけそう呟き、兄さんのコーヒーのお代わりを淹れに立ち上がった。

「そういえば、兄さんの左手の中指ってそれ、どうしたの? 怪我?」
「ん?」
結局は入力の半分以上を請け負うハメになった俺は、せめて弟の邪魔しないようにという優しい心遣いからか、傍らで雑誌をめくってゴロゴロ寛いでいる役立たずの大型犬に尋ねた。
「先んところ、ちょっと曲がってるじゃない」
「ああ。これね、これは・・・・」
兄さんは、自分の左手の指先をじっと見詰めた後、ちょっと上目遣いに俺の顔を見て、何やら意味ありげにクスッと笑った。
「これはね・・・・昔バスケで怪我したんだ」
「そうなの?」
「・・・・うん」
「高校の時?」
「・・・・うん」
「そう――――――あ、これはWordじゃ無理だなあ」
書類の五枚目から六枚目辺りは数字の羅列だった。ホッチキスを外し、Excelを立ち上げながら俺たちの会話はそこで途絶えた。
ただ頭の片隅をチラリと、兄さんの中指はもっと小さな子どもの頃から曲がっていたような気がするのだけれど・・・という思いが過ぎったのだが、結局あとで数えたら六枚にも及んだExcelでの細かい表作成に没頭してしまい、指のことを兄さんに尋ねたことすら忘れてしまっていた。
「終わったよ、にい・・」
ようやく全てを打ち終えた時、あたりはすっかり夕方の色に染まっていた。
いつの間にやら依頼主は、開いた雑誌にヨダレを垂らして転寝をしている。
「に・・」
起こそうとして、やめる。あまりによく眠っていたから。
薄手のそっと毛布をかけ、簡単なメモを残し、俺は部屋を後にした。
今日はこの後、深夜にかけての張り込みが待っている。探偵という仕事柄、夕方から朝までの仕事はザラだ。
気を引き締めて、俺は仕事人の顔に戻る。

もう二度と、兄さんにあんな悲しい顔をさせはしない。苦しい思いをさせはしない。
たったひとりの、血は繋がっていなくとも、大切な俺の兄さんだから。
兄さんを守ってやれるには、俺しかいない。

見上げた空に、気の早い一番星が、小さく輝いていた。

          ■            ■            ■

『兄さんへ。あんまりぐっすり眠っているから起こさずに帰ります。これから所長と一緒に仕事です。打ち終えた企画書はプリントアウトして封筒に入れておきましたので確認してね。冷蔵庫の残り物で適当に炒め物作っておいたので、温めて夕食に食べて下さい。それから言い忘れたけど、靴下は脱いだら必ず洗濯機にね。 ――――ドジン』

ふああ~~と大きな欠伸をひとつして、テヒはまだ醒めない目をごしごしと擦った。
今何時だろうと壁を見ると、時計はすでに夕方の六時を回っている。
「腹、減った」
何もしていなくても、腹は減るものだ。
「ドジンが残り物で適当に作った料理は、俺が材料を一から揃えて半日かかって作るより、ずっと美味しいんだよなぁ」
などとひとりでブツブツ言いながら、企画書の確認よりもまず腹ごしらえを優先させることに決めた。尤もテヒが材料を一から買ってきて半日がかりで料理したことなどない。多分そうだろう、という話だ。
果たして大変に美味しかった料理を突きながら、テヒはひとり思う。
―――――ドジンのやつ、やっぱり憶えていないんだな、あの時のこと。
憶えているかと、そういえばあらためて尋ねたこともなかったが、憶えていなくても当然だ。当時ドジンはまだ、この手にぎゅっと抱きすくめたら潰れてしまいそうなほど柔らかい、小さな小さな子どもだったのだから・・・・・・

テヒは思い返す。
傍目にはあまり幸せとは映らなかっただろう、あの頃の自分。
けれどテヒは周りが気遣うほどに、自分が不幸せだなどと感じてはいなかった。特に、五つ年下の駄々っ子の弟分が現れてからは、毎日がとても新鮮で、そして何より彼と過ごす時間の全てが、楽しくて仕方なかった。
どんなに小さくてもドジンは、それはそれは根性の据わった子どもだった。当時のその施設の中では一番年下で、かつ新米だったにも拘らず、向っ気が強く、相手がどんなに年上だろうとやられて黙って引き下がることはなかった。理屈の通らない仕打ちには、地団駄を踏んで抵抗する小さな戦士を、テヒはいつも半分の諦めと半分の羨望をもって見詰めていた。
二人の預けられていた施設には、いろいろな性格の子どもがいたが、テヒのようにいつも鷹揚然として、誰かに意地悪をされても泣きもせずやり返しもしない子どもの方が、むしろ珍しかったかもしれない。

ある日ふたりは、たくさんの子どもたちに混じってかくれんぼに興じていた。
「テヒ兄ちゃん、ぼくね、ぜったいに見つからないところ、しってるんだ」
ドジンはテヒと二人になるや否や、瞳を輝かせてそう言った。小鼻をピクピクさせているあたり、相当自信を持ってその場所を紹介できる様子だ。
「絶対見つからない場所? そんなとこ、あったかなあ」
この施設のことなら、ドジンより自分の方がずっと詳しいはずだ。何せ、生後間もなくからここで暮らしているのだから。
「あるんだもん。ぼく、しってるんだもん」
なのにドジンはきっぱりと言い切った。
「二人で隠れられるところ?」
「うん」
「ほんとに?」
「うん。こっちきて」
ドジンはテヒの手を握ると、年齢にそぐわない強引さで、施設の建物の裏手にある倉庫の、そのまた裏へと引っ張っていった。
「ここって・・・・」
ドジンに連れて来られたその場所というのは、シスターたちが常々「いいですか、あそこの鍵を勝手に開けてはいけませんよ」と言っていたその倉庫の裏だった。
「みて、テヒ兄ちゃん、ここの下のかべにほら、あながあいてるでしょ? そこから中にはいれるんだよ。ぼく、このまえ入ってみたんだ。ちゃんと入れたよ」
「ドジン、ここはダメだよ。シスターがいつも、入っちゃいけないって」
「どうして?」
「危ないからって」
「どこが?」
「だから、子どもが触ったら危ないものが、いろいろしまってあるんだよ、この倉庫には。だから入っちゃいけないんだ。さ、戻って別の場所に隠れよう」
ドジンの手を引こうと、テヒが手を伸ばした時だ。その手を彼がバシンと払った。
「痛っ、何するんだよ」
「ぜったい、ここにかくれるんだい!」
「ドジン、だからここはダメだって言ったろ。シスターに叱られても知らないぞ」
「だってぇ!」
テヒを睨み上げたドジンの目が、非常にマズイ感じに潤んでいる。地団駄経由で大荒れになる兆候だ。
「なあ、ドジン・・・」
「やだ! ここにかくれるんだい! だって・・・だって、このまえヒョンビンとジンモがぼくのこと、かくれんぼへたくそ~、や~いってバカにしたんだもん。だからきょうはぜったいに、みつかりたくないんだもん」
「・・・・・・」
テヒは深々とため息をつき、そして不本意ながら、規則違反の片棒を担ぐことに同意してしまった。

確かに入ってはいけない場所だけあって、十五分たっても二十分たっても、誰も探しには来なかった。
「ねえ、ドジン。もうそろそろ出て行こうか。みんなもう降参したかもしれないよ」
「やだ」
「じゃ、いつまで隠れているつもりだよ」
「みんながさがしにくるまで」
「探しに来なかったら?」
「くるもん」
そんな不毛なやりとりをしていると、遠くからヒョンビンとジンモの声が聞こえてきた。
「き、きた! あいつらきたよ、テヒ兄ちゃん」
「う、うん」
「こえださないように、がんばろうね」
「うん。分かってる」
ドジンを膝に抱きかかえるように座っていたテヒは、棚とダンボールの犇く狭い空間で、じっと息を殺した。
「ちっくしょう、ドジンのやつ、チビのくせの生意気なんだよ」
「どこに隠れたんだろう」
「ぜってー見つけ出して、泣かしてやる」
やくざまがいの不穏極まりない会話を聞きながら、「どうか見つかりませんように」とテヒが祈ったその時だった。
膝の上で、ドジンがもぞもぞと身を捩って動く。
「おいドジン、じっとしてなきゃ。音を出したら見つかっちゃうじゃないか」
なるべく小声でテヒは囁いた。
「だって・・・・ぼく・・・」
「何?」
「テヒにいちゃぁん・・・ぼくぅ・・・」
「え?」
「だって・・・ぼくぅ・・」
その声が、微かに震えている。
「どうしたの? ドジン?」
お腹でも痛くなったのだろうか。テヒは急に不安になり、ドジンをこちらに向かせようと、その小さな身体抱いた腕に、きゅっと力を込めた。すると。
「あぁっ!」
「へっ?」
「あ・・・・あ・・・・ああぁ・・」
「・・・・・わっ! わあっ!」
膝のあたりに、じわ~っと広がる生温かい感触に、テヒは己の身に降りかかった緊急事態を察っする。
「ド、ドジ・・・おしっこ・・・」
「うっ・・・」
とひと呼吸おいて、うわ~~~~ん、という世にも豪快な泣き声が倉庫内にこだました。
「ドジン、ドジン、大丈夫だから。泣かないで」
「うわあああああ~~~~ん、あん、あん、」
「ドジン、ねえ、落ち着いてよ、ね」
「でじゃっだよぉぉ~~、おぢっご、でぢゃっだああぁぁぁ、うぁぁぁん!」
シスターに見つかったらどんなに叱られるだろう。見つからないうちに早くここから脱出しなくては。そればかり考えていたテヒは、向こう三軒両隣に響き渡るほど大音量のドジンの泣き声が、すでに彼女らの耳に届いていることなど知らない。
「ドジン、早く出よう、ほら立って。お願いだから立ってよ」
「うぁ~~ん、ひぃ~~ん」
「ドジンったらぁ」
とうとう自分も半べそになったテヒは、お漏らしでパニックを起こしたドジンを抱きかかえようとして、思わずバランスを崩す。
地面に不自然な形でついた手を、ドジンの踵が踏んだ。
「いっ―――――・・・!」
左の中指の先が、ギグッと変な音を立てて曲がった。
「・・・い・・たい」
そして次の瞬間、テヒもまた、ドジンとともに泣き出した。
「痛いよぉ~~~、指が痛いよ~~、うわ~~~ん」
「おぢっごでぢゃっだぁ~~、うえ~~~ん」
おしっこと涙にまみれた二人が揃って救出されたのは、それから三分後にことだった。

「ま、相当パニクってたからな。あいつはまるで憶えていないだろうけど」
テヒは懐かしさを込めて、自分のちょっと曲がった指先を眺める。
あれからふたり、いろいろなことがあった。

もう二度と、ドジンにあんな悲しい顔をさせはしない。苦しい思いをさせはしない。
たったひとりの、血は繋がっていなくとも、大切な俺の弟なのだから。
あいつを守ってやれるには、俺しかいない。

見上げた窓の外に、気の早い一番星が、小さく輝いていた。
同じ星を、ドジンもまた見ているかもしれない。そんな気がした。

                                              おわり^^

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