砂漠の天然戦士(39)

2012年4月20日 (金)

私の愛しき洗濯戦士に萌える・・・ 「決闘の大地で」大きなスクリーン、初日の感想・徒然その②

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※「Happy Together」は全てのレビューにおいてネタバレに配慮しておりません。作品を未見の方で、内容を知りたくない方は充分にご注意下さいますようお願い申し上げます。(管理人)

日本公開タイトル「決闘の大地で」となった『The Warrior's Way』、14日初日に行ってまいりました。

感想そのものは先に韓国版のDVDで戦士に対面して書いたものと基本変わらないのでありますが、大きなスクリーンでの鑑賞は、何をおいてもイ・スンム監督の「美意識」というかコダワリというか、そういうものにかなり圧倒される時間でした。

前日の夕刊に広告がありましたが、なんか『マイウェイ』の時より目立っていたかも??(広告の大きさは同じだったんですがね@Y新聞)

「チャン・ドンゴン堂々のハリウッド・デビュー」「初日プレゼント!“麗し”のドンゴン生写真」ってなんだかちくっとこそばゆいなああ・・・(笑)

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↑はチラシです。「赤ちゃんとぼく」ですよね、たしかに。(爆)

この天秤棒で赤ちゃんを担ぐ、というのが結構重くて大変でした、とインタビューで答えていたと思うのですが、大きいスクリーンで見ると確かに、このコはけしてCGベイビーではなく、本物のズッシリよう肥えた人間の赤ちゃんなのねということが、戦士の首筋背筋の力の入り具合で分ります。右肩、痣になったかも???

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shineとにかく、ドンゴンさん史上最高クラスと言っていいくらい、ひたすら美しく、カッコ良く撮って頂いております。shine

天然戦士の愛らしさをちょっと醸しつつ、膝頭が思い切り空いてしまうことなどおくびにも出さない(スマン)颯爽とした「洋装姿」オンパレード。血刀下げて走り抜けるゴーストタウンのメインストリート、その姿には確かに端正な振り付けを十二分にこなしているドンゴンさんの身体能力の高さが感じられました。

戦士の衣装もまた素敵。いったい人口50人のこの街の何処で調達したのでしょうかね?(爆)死んだお友達の残したものではサイズがあわない気がしますが果たして?お呼ばれにおめかしして出かける(クリスマス・パーティーね)なんつうTPOもいつどこで身に付けたものやら?

そうそう、戦士の洗濯店は「スマイリー・ランドリー」(スマイリーの洗濯店)笑わない店主なだけに象徴的で。

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・・・で、↑コレがいただいた“麗しの”生写真。例の、「潮騒」な場面の未公開スチールですね。

シネマートの売店のお兄ちゃんが呼ばわって曰く「ブ厚いカラダの生写真、お配りしておりま~~すっ♪」確かに脱ぐとそれなりにリッパなカラダのドンゴンさんではありますよ。んでも服着ちゃうとほんとに細いんだよう~~~ッとお兄ちゃんの両肩に手を置いて語りたいキモチに一瞬なりましたが、辛抱たまらずその場で笑い崩れてまったmiyukiでした。(笑っちゃって御免、お兄ちゃん^^)

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「今まで知らなかった人生を洗濯・・・じゃなかった選択する」「師匠を超える」「人を愛おしく、大事にしたいと願った時の男とは」「大事なものを守りたい」

字幕付きでちゃんと鑑賞して納得できた部分もありました。たとえば、酔っ払いロンの過去とか、師匠との対決場面とか・・・ リンちゃんがお母さんに貰ったというペンダントを戦士にプレゼントするエピソード、そのペンダントとエイプリルのおしゃぶりだけを形見に街を去る戦士というところは我知らずウルっときます。

「愛おしい」というキモチに正直に、一度だけ笑う戦士。真面目に「子育て」に励んできた「父」はエイプリルが最初に自分に笑顔を向けたとき、どうして笑ったのかをちゃんと憶えていていいところで実践するんですネ。ほんと、ど真面目。(笑)

「戦士は、汚れものを綺麗にする喜びや、生命を育てる喜びを知った」というような愛しいナレーションがありました。(笑)

リンちゃんが聴いているオペラのアリアを「美しい」と感じた戦士の表情が微妙に変化していくというアップのシーンのドンゴンさんの顔が素晴らしいです。

プログラムの中に、ロンを演じたジェフリー・ラッシュさんがドンゴンさんを評した言葉があり、俳優同士見抜いてくれたんですネ、と感動致しました。

「チャン・ドンゴンは殺戮者だった自分を捨て、クリーニング店を始めたこの戦士の本質的な生き方に、完璧な純粋さと静けさを与えている。」

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戦士が封印した太刀は、これを再び抜く時、この太刀の奪った魂の啜り泣きがこの世の果てまで届き、一族を裏切った自分の所在がそれで分ってしまうのだ、と戦士自身によってリンに語られています。

そこらへんは東洋のホラー・ファンタジーな要素で、あの謎の忍者集団がなぜ地の果てまで戦士を追って来れるのか、というそのワケなのですが、こういうアジア的な要素はじめ、用意されたさまざまなシチュエーションの盛り込み方のさじ加減がちと難しかったんだな、というのがこの「決闘の大地で」という作品のような気が致します。

西部劇な部分は、本場の古き佳き西部劇というより、60年代から70年代初めの「マカロニ・ウエスタン」的で、殺りく場面がけっこうリアルでシビアなんですね。それがアル意味美しくも撮られていて、スンム監督のコダワリが感じられました。

コロネル大佐の執拗なヘンタイっぷりも妙にリアルなんです。虫歯でない綺麗な歯の女の子を並ばせて選ぶ、とか(潔癖症ロリコン?^^;)。ならずもの集団の振る舞いはとにかく後味が悪い。 しかしこういう悪い奴らを一掃するというところでスッキリするはずが、途中から戦士を追ってきた「問答無用の暗殺者軍団」乱入で、戦いのベクトルがワケわかんなくなってしまうわけです。

ファンタジーな設定の映画ですが、ちょっとしたリアリティのありかは大事で(ベーシックな背景、設定部分ね)そうでないとその上にあるすったもんだに説得力がいまひとつ感じられない・・・そういう一面がある作品ですが、前にも書いたとおり、マニア受けするところはいっぱいあると思われます。「チャン・ドンゴン」というスターを中心に考えてしまう本国より、日本のマニアのほうがこの映画にウケてくれそうな気がします。

リンちゃんとのロマンスは砂漠でのたった一回のちっす以上には発展しませんが、大佐への「仇討」のため剣術を修行し、捨て身で挑むリンちゃんは戦士の「一番弟子」であり、リンちゃんの仇討の過程を手助けはしても、肝心の場面では弟子の頑張りを見守る・・・戦士には何やら懐メロの「せんせい、せんせい、それはせんせ~~い~~♪」的なところもありましたわなあ。

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以下、劇場情報です。ぜひぜひお近くのスクリーンへ観に行ってくださいませ。

北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 6月2日(土)公開  
宮城県 フォーラム仙台/チネ・ラヴィータ 7月7日(土)~7月20日(金)  
山形県 フォーラム山形 7月28日(土)~8月3日(金)  
東京都 シネマート新宿 4月14日(土)公開
東京都 シネマート六本木 4月14日(土)公開 
新潟県 ユナイテッド・シネマ新潟 6月30日(土)公開  
愛知県 センチュリーシネマ 6月公開  
大阪府 テアトル梅田 4月14日(土)公開  
京都府 京都みなみ会館 5月19日(土)公開  
兵庫県 シネ・リーブル神戸 4月21日(土)公開  
愛媛県 シネマサンシャイン大街道 7月21日(土)~8月3日(金)  
福岡県 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 6月9日(土)公開  
沖縄県 シネマパレット 6月30日(土)~7月13日(金)

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この作品は京都の映画祭で上映されたことがあります。その時に来日した監督とプロデューサーの質疑応答のページがありますので、興味のある方はご覧ください。ラストシーンのこと、監督のポリシーなどが伺えます。

こちらから。

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2011年8月22日 (月)

私の愛しき洗濯戦士に萌える・・・The Warrio's Way DVD鑑賞感想・徒然その①

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※「Happy Together」は全てのレビューにおいてネタバレに配慮しておりません。作品を未見の方で、内容を知りたくない方は充分にご注意下さいますようお願い申し上げます。(管理人)

ほんとうにほんとうの徒然です。その「幾つ」まで続くかわかりません。画像は過去の使い廻しです。悪しからずです。

いやもう、萌えた萌えた。戦士はワタクシを裏切りませんでした。DVDが届いてからしばらく見れなかったこと、御免なさい。

興行はさんざんで、評判もボロボロ、ドンゴンさんのファンですら付いていけなかったかもしれない世界、果たしてそんなに陳腐であったか?イ・スンム監督様よ・・・

否・・・ワタクシは不覚にも途中で何度か泣きそうになりました。それは多分にワタクシ自身がマニアックな人間であり、ドンゴンさんが演じた中でもシンさん系列のビジュアルを持つキャラに無条件で萌える女だからかもしれません。

もうもう、もおう、戦士はセクシーで可笑しく可愛くカッコよく、シンさん亡きあと(泣)その面影が西部のゴーストタウンに遡って転生し、ストイック生活のはずが弟のような女子にイジラレながら、運命の赤ん坊に不器用な愛を注ぎ、花なんか育て、戸惑いつつもちょっと幸せそう・・・に見えるその束の間幻のような、「寓話」・・・。(ちなみに、戦士は海賊さんより冗談は通じそうな気がします。笑わないけど。)

監督ははじめはどちらかというとカルトな小品の企画であったのだと言い、ケイトちゃんは「ティム・バートンが西部劇を撮ったらこんな感じかも」とインタビューで答え、寡黙な戦士を演じたドンゴンさん自身も「どちらかと言えばランドリー・ウォリアというタイトルのほうが気に入っていた」と語ったものですが、なるほど天然戦士ヤンくんは私の中でシンさんの次に入るくらいの、ほんまに期待を裏切らないキャラでありました。

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東洋の最強戦士ヤンは、なじぇかどうしても殺せなかった敵の一族の最後の生き残りの赤ん坊を天秤棒にぶら下げて、砂漠の中の「ロード」というゴーストタウンにやって来ます。そこにいるはずのヤンの友達はすでに亡くなっておりました。その友達が営んでいた洗濯屋さんの受付に、いかにも不本意そうに成り行きで座る、オーバーオール姿のヤンくん。このへんからワタクシの萌えは突っ走り始めました。

リンちゃんは掃き溜めに鶴、的な存在ですが、両親をならずもののヘンタイ大佐に殺されて以来胸の底の痛みとともに「ボーイッシュ」に暮らしてきました。そこに現れた異邦人は強く、美しく、ほとんど一瞬で、ふぉーりん・らぶ。

街に居るのは酔っ払いや、開店休業の幽霊サーカス団のアヤシイ団員崩れの皆さんや、まだ青くさい不良少年などなど、という顔ぶれの中、違和感満々の戦士はリンちゃんの素直な好奇心による行動に引っ張られ、なんとなく皆さんに馴染んでいきます。(ろくに喋らないんだけど。)

・・・で、モモエ・トモカズな「潮騒」シーンなんですがね、そのまえに戦士ったら、タライで髪洗ってるんスよね。もう、たまんないでございます。そこへ乱入されて、上のシーン。(笑)

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ある日現れた異邦人が街のために戦って、去っていく「西部劇」のお約束・・・だけならよかったんですが、おそらくならず者との戦いの途中でヤンを追って来た師匠と忍者軍団が乱入しちゃったあたりで話の焦点がわけわかめ・・・になっちゃったのが、観客置いてきぼり の原因の一つと言えるような気はします。

師匠とのエピソード、リンちゃんや街のみんなとならず者のバトル、その①その②に分けてやれたら良かったんでしょうか・・・ううむ。

CGで描き出されるゴーストタウンでのシーンはもっと漫画っぽいのかと想像していましたが、どうしてどうしてスンム監督の美意識をはしばしに感じさせるノスタルジックな世界でもありました。(いかにも、惜しい・・・・)

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英語の台詞もハングルと殆ど変らんくらい苦手なのですが、↑のシーンはワカッタぞ、「人をヤル時は、ここと、ここと、ここが急所だから。」と言いながらおずおずボディタッチに及ぶ戦士。

ご存知の通り、ドンゴンさんはシャツ姿やスーツがすこぶる似合います。本作でも、洗濯屋さんになってからの色っぽいこと。はだけたシャツや、吊りずぼん、クラシックなジレ、血まみれフロックコート、etc、etc・・・

戦士の眉間の皺を束の間緩めていくリンちゃんは、戦士にとって弟であり妹であり、家族であり、弟子であり、はじめてのちっすに戸惑うなんざ、もう見ながらあたしゃ~期待通りで(エ?)口元覆ってひとり鼻息グフグフしてましたよ。御馳走様。ああ、大画面で見たかったなあ・・・

・・・というわけで、すっかり支離滅裂ですが、続きます。(ハァハァ・・・coldsweats01。馬鹿。)

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とりあえず、並べてみようかなっ、御本家「潮騒」と(爆)smile

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・・・・あらまあ、バックの隙間だらけの壁まで似てる・・・かも。

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2010年12月 2日 (木)

戦士を待ちながら②

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※戦士よ・・・この表情とイヤイヤのポーズは最高でっす。happy02どうもありがとう!(思わず礼を言ってみる。笑。)

日本で④様を中心とした第一次韓流ブームが盛り上がりはじめたころ、私はウォンビンくん続いてチャン・ドンゴンさんという俳優に転んだ。後から思えばもうちょっと早く出会えていたらと思わないでもないが、出会いの時というのもタイミングだから仕方ない。

韓国映画、芸能界、ましてやお隣りの国韓国のことについてもよう知らずにいきなり転び、それからかれこれ6年半の月日が流れた。

人の人生にとって6年余とはやはり結構な年月であり、ファンたちそれぞれの身にも色んなことがあっただろうし、姿かたちを良く保つのが俳優さんと言う商売ながら、俳優さん自身の人生や心の内もそれは同じで、受け入れがたいこと、喜び、悲しみ、苦しみ、幸せ、諦め、悟り、後悔・・・思い起こせば誰も、何とも言えない気持ちになることだろう。

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「世の中に姿が多く出る」仕事をするということは、皆の心の拠り所になったり、意図しなくとも手本や目標になったりする。かくいうmiyukiも「チャン・ドンゴンと云フ人」をネタにこのブログをもう5年近く呟いてきた。

あの頃と今。

今、私が何を感じているかと言えば、相変わらず「俳優チャン・ドンゴン」「俳優ウォンビン」の姿を見ていろんなことを考えるのが好き・・・これに変わりは無い。ただ今年の一連のドンゴンさんの人生の節目を遠くに眺めながら、「ウォリアズ・ウェイ」に関し彼が受けたインタビューを読んでひとつ私の中にもやっと節目がついた。そんな気に遅まきながらやっとなれた、と言おうか・・・(トロいですよね^^;)

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ファンも、たぶんドンゴンさん自身も「あれ?あれれ???」と思い迷いながらもアツく盛り上がっていた、日本の韓流さなかのあの時期は今でも猛然と懐かしい。そして正直にいえば「青春の節目にいつの間にか互いに離れた道を歩くことになってしまった友を思い出し寂しくなる」かのような、そんな郷愁めいた思いがしたりする。

センチな話だと自分でも可笑しい。(いっそ「失恋」と言えるほうが後腐れないかも??)

昔、私は「韓流とは老後を(楽しく)生きるためのよすが」と言ったのだそうだが(人に言われてそうだったか、と思う無責任B女発言。汗。)これからもボケ防止と言いながら聞こえてくるニュースに喜び、作品を楽しみに待ちたいと思う。

新しく見せてくれる姿、悩みつつそこを抜けて進化して行くのを俳優として演じる姿の中に曇りのない目で感じることが出来るよう・・・・

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戦士よ、えろう御馳走様・・・(傷だらけなのにおヘソが愛らしいです。)レビューの内容と写真とがあまり関係なくなってしまいましたが、昨日一斉に本国で話題になった「戦士の密かな入浴に乱入したリンちゃん」という一連のスチールでした。

さて・・・戦士は公開二日目ボックス・オフィス2位、(1位はイ・ソンギュンさんとチェ・ガンヒさんの映画)アメリカでの公開の反響によって今後伸びが左右されるか?と分析されておりましたが、この週末の数字が気になるところです。

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ムービーウイークのインタビューより、ツボった個所のみですが・・・

①(結婚に至った)恋の始まりは「ウォリアズ・ウェイ」を撮影していた時。ニュージーランドまで(ソヨンさんは)来てはいないが。結婚していたり恋人のいる他の俳優は夫人や恋人が来ていて、ケイトもボーイフレンドが遊びに来たが、自分のところにやってきたのは友人ハン・ジェソク。そんな状況下スタジオにジェソクと行ったもんだから、スタッフたちにわかっていても(そういう趣味だったかと言って)からかわれた。 (※ぷぷぷぷ・・・・ブログ主、大ウケsmile

②海の見えるアパートに逗留していたがそこから見える船には一度も乗れなかった。

仕事は一か所(スタジオ)だったから会社員のように通って生活した。規則もあって撮影は一日12時間、週一日二日は休みだったが休みにスタッフや俳優がパーティーをやるのには一回しか行かなかった、それが今思うと残念だ。撮影しながら現場と状況を楽しめればよかったろうに、私が余計に緊張していたようだ。アパートと現場のほかに外へ出て行けなかった。

ipodに音楽をいっぱい入れて持って行って聞いたり、マネージャーとベランダで三枚肉を焼いてビールを飲んだ。(笑)心の余裕が無くて人も招待できなかった。親しくなろうとするには心の余裕が必要だろう。

③最善を尽くしたので、興行の運は天に任せる。

④「マイ・ウェイ」を撮影中だがイイ感じだ。カン・ジェギュ監督にチャン・ドンゴンだから「ブラザーフッド」とどうしても似てくる。はじめは違うようにしたいと思ったけれど、軍服を着たら衣装も同じ感じで。(笑)髪も長くするわけにいかないし。

ただし、キャラクターが違う。「ブラザーフッド」が歴史的事件の中で一人の男が変化する姿ならば、この作品では巨大な事件の中でも変わらない人物なので、明確に違う。

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2010年12月 1日 (水)

戦士を待ちながら①

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映画「ウォリアズ・ウェイ」はもともと「ランドリー・ウォリア」という題名の企画であった。
東洋の戦士は西部のゴーストタウンに流れ着いてそこで連れてきた赤ん坊を育てながらひっそり洗濯屋さんとして暮らす・・・そんなところから「洗濯戦士」と直訳して楽しみに妄想してきた。
イ・スンム監督は「ランドリー・ウォリア」という題が示す通り、ちょっとカルトな可笑しみのあるニュアンスを込めていたのだとインタビューで答え、ドンゴンさんも「ランドリー・ウォリアという題名が気に入っていた。」と述べていたことがある。

ストーリイは至極単純であるという。ちょこっと読んでみた記者さんの感想の中には、「チャン・ドンゴンが勿体ない。カッコいいだけに・・・」「ハリウッド製のファンタジーとするならロード・オブ・ザ・リングほどの綿密で圧倒的な世界観を構築しないと。いかんせんストーリーが脆弱」そんなのもあった。

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私自身がまだ未見であり、今の時点ではネットにあるいくつかの動画やスチールなどから受ける印象から呟くことしか出来ないが、まずストーリーは単純で良かった、目的は別、と監督さんの言、これを踏まえればべつに複雑な謎解きもお話で圧倒することも無いんだろうなと感じた。
企画を実現させる段階のいろんな雑音や事情が込み入ってあれやこれやするところをいかに押し切るか・・・いや監督さんとは大変な商売だと思う。

たしかに「お客様は神様」なのがエンタメの世界であり、結果が大事とドンゴンさんも言っているので、お客さんが五月蠅いことを言わず楽しんでくれたならいいなと願う。

ところで、「宇宙戦艦ヤマト」の実写版・・・いい年になってこういうもんが出現するかと感慨深いものがあった。
私がデザイン学校でアニメーションを専攻していたころ、一大アニメ・ブームがやってきて、周囲にはヤマトやガンダムやルパンやガッチャマンが乱舞していた。(「赤毛のアン」なんか好きだったな。)私の一年下の入学者数はすごいことになったらしい。まだPC上での作業など無いころで、何千何万という動画、セル画を格闘する当時のアニメの現場は3Kなもんだった。
一緒に卒業制作のアニメを作った仲間たちは学生たちの中でもほとんどセミプロな実力の面々で、すでにアルバイトで「ヤマト」の動画をやっていたりした。「エースをねらえ」のお蝶夫人の巻き毛のなびく動画が大変で泣かされた、と話していたコは今頃どうしていることだろう。

アニメも実写の映画も、人間か絵かの違いだけで、それがCGになろうが登場人物がいてストーリーを描くということに変わりは無い。
CGというものは、PC音痴の私にはようわからん世界なのだけれども、たぶんやろうと思ったらまだまだ技術の限界は先のほうにありそうなので、作り手がどこでどういうふうに納得のラインを引くのか、客が付いていけるのかというあたりの見極めが大事なんだろな。
スターウォーズのルーカス監督などは、シリーズ初期のジャバ・ザ・ハットなどの場面をわざわざあとでCGに作り替えたりもして、そんな話を聞くと最終的には監督さんの価値観、納得ライン交々・・・いうことなんだろうけども、個人的には昔見たまんまのギクシャクした動きも懐かしい。

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ルークがダースべイダーと対決する場面の背景の宇宙船の通気口みたいな深い穴、ああいうのは背景画との合成なのだと知った若造の私は素直に感動したものだった。
特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼン氏が自身の「タイタンの戦い」の骸骨と英雄の決闘シーンについて、日本のオタク青年の若気の至りの主張と渡り合ってたテレビ番組を見て頭がぐるぐるしたのも同じころだったような気がする。オタク青年は「特撮は古い、いずれはコンピューターでもっとリアルにやる時代が来る。」と泡飛ばして巨匠に息巻いていて、なんだか私は胸が痛んだ。
CGが綺麗だからというだけで人の心を動かせるわけではなかろうて。ゴジラやガメラやウルトラマンがCGになったって不気味なだけなんじゃなかろうか。限界のある中、「あれ、どうやって撮ったんだろう・・・」的なトキメキに心動かされるのはやっぱり古い世代だからなんだろか。

とはいえ、今や映像の世界にCGは欠かせないモノである。そして我らが戦士はまさにCGの背景を背負って奮闘している。
戦士が「30人斬り」の大立ち回りを繰り広げるロードの町のメインストリートの傾いたような建物と夕焼けのような空の画像を見ていると、のちにアニメのクレジットタイトルの中に名前を見るようになったデザイン学校の同級生男子の描いたアニメの背景画を思い出す。画用紙にポスターカラー・・・おおアナクロい時代であったことよ。

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習ったことはアナクロであっても、だから戦士を巡る世界の「漫画的」なところやまるでロールプレイングゲームの画面みたいな戦闘シーンも多分私は抵抗なく見られると思う。しかしまったくのめり込めない人がいるだろうということもよくわかる。「見る人によって受け入れ方は違うだろうし、それは仕方ないことだ。」とイ・スンム監督も仰っていたが。

ヤンくんの殺陣はダンスのように振りつけられたものらしいが、あのフナフナ曲がる剣をおぼつかなく操っていたイルジメくんと同一人物とは思えないくらい爽快であり、カッコいい。早く大画面で鑑賞したいものである。(わくわく)物干し竿みたいに真っ直ぐな太刀を弧を描いて振り回すさまは、ちょっと京劇の武生(立ち回り専門の俳優)の大きな旗を回すあの感じを思い出す。

ニュージーランドで一人頑張った(いや、頼もしいYちゃんがついてたっけね。笑。)その戦士の晴れ姿が多くの人に愛されることを願って・・・。(以下、②に続く)

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2010年11月29日 (月)

ケイトちゃん、The Warrior’s Wayとドンゴンさんを語る

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※ウォリアズ・ウェイの3Bの魅力・・・Beast、Beauty、Baby、なんだそうで。エイプリルちゃんは当ブログで「遠隔操作ベイビー」と表現しましたが、あちらでもCGベイビーと言っていますね。(爆)

ケイト・ボスワース(本名=キャサリン・アン・ボスワース)1983年1月2日生まれ。

ウォリアズ・ウェイ撮影当時はすでにかつて付き合っていたオーランド・ブルームとは破局したあとで、モデルのボーイフレンドが現場に遊びに来ていたようです。噂に聞いたザ・ハリウッド女優っぽいのタカビーさもなくフレンドリーで、オトナだなと思ったとは、ドンゴンさんの言葉です。

プロモでのケイトちゃんは始終明るい素敵な笑顔で、しんなりしたセクシーさよりも、さばさばとした女性なんだなと感じるお写真が多かったです。特にソウルでは東洋のファンの前に出るということを十分意識したのか、ナチュラルで可愛いスタイルをチョイスしていたようにも思います。

ドンゴンさんほどたくさんインタビューは出ていませんが、中身のほうは現場でのドンゴンさんの姿を窺い知ることも出来、なるほどプリンストン大学の入学を許されただけあって知的な答えだと感心致しました。

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アクションなどのために訓練していない時はより痩せているほうです。役割によって何がしかの必要があれば、精神的にも肉体的にも消化する準備は出来ています。

韓国のファンたちはあまりに美しく情熱的ね。(笑)昨夜のプレミアでのような感覚は初めてでした。皆わくわくと興奮していて、私はドンゴンさんとその場にいられるのが嬉しくて光栄でした。

初めて彼を見た時から、暖かい人だと分かりましたよ。彼はその場が重くならないように人を楽にしてくれる面があるんですよね。周囲の人がリラックスして、自らの誇りを感じさせてくれるよう努力して(自尊心を傷つけないようにして)くれます。

アジアのスーパー・スターと聞いていました。いくらスーパースターだといってもハリウッドには共演したくないような人もいるけれど。(ドンゴンさんはまったく違っていた。)

ところで、彼が「アジア俳優のためのSEO俳優の視線」のような答えを期待した質問を受けているのがすこし奇妙な感じだわ。(注・おそらく記者たちが今回「アジアの俳優がハリウッドに出て行ったがどうか、とか「アジア対西欧」を感じさせるような質問をいの一番にドンゴンさんにしているからだと思われます。)

私はオープンマインドですべて民族や言語や文化を歓迎する環境で育ちました。それで相手の俳優を見ても競争相手とかいうことでなくただその人が「俳優」なのかを見るだけです。

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(ロールモデルは何かあったか、という質問に対し)

「コールド・マウンテン」のレニー・ゼルウィガーの強くて興味深い西部の女性を上手く表現したのも気になったし、HBOの「デッド・ウッド」というシリーズも頭に浮かんだわ。でも特定の作品を念頭に置いてリンを演技することはありませんでした。

自分の思う西部の女性像をどう表現するかについて、全般的な悩みがいろいろ多かったです。

子供のころディズニーのアニメに夢中でした。本当に大好きで、主人公になれたらいいのにと思っていました。たぶん私が演技するようになったきっかけもそれがある部分占めているかもしれません。(笑)

リンも同じです。(ファンタジーのヒロインになること。)リンはラフでタフな女性で、復讐心に燃える人物だけど、その中に込められた純粋さと本当の姿が私には魅力的に思えたわ。

髪は染めたのではなくカツラです。(記者たち驚く)とても高価なカツラ。(笑)

私のキャラクターの外見はとても重要。外見はキャラクターの内的な面を視覚的に見せてくれるものだから、髪型やメイクの過程には最大限参加するほうです。

リンの赤い髪は私の考えでしたが、情熱的なリンの性格と燃える夕日という背景で赤い色を思いました。監督はリンを黒髪に設定していたようですが、視覚的な要素を重要視するかただったので、簡単には譲歩するのは難しかったはずです。

だから私が実際お見せするとカツラを使って、見て分かっていただいた。演技のために学び、自分の演じる役を自信を持って解釈することが必要で、良い監督はそんな俳優の選択を認めてくれます。

(映画の中のロマンスがもっと深くなっていたらと惜しむ声があるが・・・)

二人は恋人になるにはあまりにかけ離れた人たちだけれど、根底に敷かれた「痛み」という共通点のために共鳴して近づいて行きます。こういう純粋な動機が映画の中のロマンスの魅力だと思います。だからあれ以上ロマンスが発展した場合ちょっと滑稽になったのではと思います。

リンと戦士にはそれぞれに行かなければならない道、それぞれの目的があります。

もちろん大胆で衝撃的な演出もたまにはわるくないけれど、ストーリーの必然性やキャラクターのリアリティとズレてはいけない、刺激のための刺激であってはいけません。

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過去二つの作品が、新しく長編の監督としてデビューする人たちの作品であったことは確かですが、特に新人監督と仕事したいと願っても意図的に出来るわけではなく、偶然そうなりました。

私が一番大事なのはいつも、良いシナリオとキャラクターです。

もちろん初めて長編を撮る監督たちの新鮮さと健康的な興奮状態を愛します。彼らにはすべてが新しく、まるで初めての色に出会ったみたい。そんなエネルギーを持つ人たちと一緒に作業すると、そのエネルギーが伝染するのを感じます。

世界のたくさんの国々を訪問するたびに新たなインスピレーションを受けます。誰もが新しい場所に到着すると刺激を受けませんか?

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(共演したチャン・ドンゴン氏について)

シーンごとに互いに協力しようとする姿勢に魅了されました。彼からは、相手に配慮し我慢することを学びました。またぜひ共演したいですね。

欧米の俳優は演技に感情が入りすぎる傾向があるけれど、チャン・ドンゴン氏は非常に抑えた演技を見せ、それでいて全ての感情を消化していて、(同じ俳優として)嫉妬心が芽生えるほどでした。

世界のどんな女性が見ても、チャン・ドンゴンはハンサムよ。パートナーとして最高に協力的でした。

(※ドンゴンさんのケイトちゃん評・・・ハリウッド女優は高慢で気難しいという偏見もありますが、ケイトはまったくそういう人ではありませんでした。謙遜の美徳がわかる女優です。)

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礼儀正しい紳士とのキスシーンは楽しかったわ。実際の撮影では(画面と違って)大きな木の板の上に二人で立ってぐるぐる廻されながら撮りました。NGの後お互い「乗り物酔いしなかった?」って言いながら。

こんなシーンが演じられて嬉しかったです。

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※おまけ・・・付き合っていた当時のオーランド・ブルーム氏とケイトちゃん。オーリー氏、ちょっと戦士とも雰囲気似てますかね?^^

気がつけば11月ももう終わりですね。ひょおお~~~shock12月のカレンダーです。ご活用ください。2010dec1

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2010年11月28日 (日)

The Warrior's Way・CEO戦士はかく語りき③

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今より何もかもが幼かった20代に意図的に避けてきた作品や役に対して、今は残念な気がしています。

私の出演作を見れば「20代のチャン・ドンゴン」なので、シナジー効果を出すことも出来なかった・・・その時は稚気に充ちたものがあったようで、そこまで悟れていなくて惜しいです。

10年後にはこういう物足りなさが残らないように頑張らないと。

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(40代、50代、誰かのお父さんをやる時が来るだろうかという問いに対して)

俳優として状況と年齢に合う魅力があるのではないでしょうか。時間が流れて美しい青年のお父さんの役をやっている自分の姿を想像したことはあります。

必ずそうなるかというのではなく、それがその時の自分に最も似合うなら。私が演技するのが良いという選択ならば・・・。

「必ずチャン・ドンゴンじゃなくちゃ」というプライドを守ることが出来る確信がある役ならば、誰かのお父さんの役を出来ます。そんな自尊心を守りながら演技活動を続けたいのです。

結婚して、子供が生まれて、微妙な差だけれども明確な差・・・世の中を見る目も価値基準もすこし変ったようです。これからがまた新しい世の中、という気がしています。

昔子供を先に持った先輩が同じように言っていたのが、今そういう意味なのかと解かりました。

妻と子をよく見守っていかなくては、という責任感が強くなりました。アクション・シーンを撮るときにも心がけが変わりましたよ。

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俳優それぞれに価値観が違うものです。常に「上」が目標の人もいるけれど。

主演男優賞を貰って、自負心を持つようになりましたし、自信も付いたのは明らかですが、それで目標達成かと言うところはよく考えてみなくては・・・

時が過ぎれば受賞者の名前を覚えている人は珍しいです。

俳優としての目標は常に変化していて、これだとぴったり申し上げるのは難しいです。チャン・ドンゴンという個人もずっと変化して行くでしょう。

20代の時の私と今の私は別の人で、昔と今では考え方が余りにも違います。

その時その時出来ること、お見せすることが変わるから、常に新しいとも言えます。

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動画をひとつ貼っておきましょう。SHINeeのボクたちが冒頭でウォリアズ・ウェイの宣伝とファイティン!を言ってくれたあとに彼らの曲に乗せてメイキング映像が流れる、というものです。その中で「板に乗せられ廻されていた」キスシーンや、モモエ・トモカズの「潮騒」な場面(爆)が見られます。happy02

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2010年11月27日 (土)

The Warrior's Way・CEO戦士はかく語りき②

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(派手なアクションに対し、ストーリー面が脆弱という評について)

(話自体は)昔のウエスタン映画のプロットと似ています。よそ者(異邦人)が平和な小さな町に来て、悪党たちを打ち負かすという内容ですから。

しかしはじめからこの映画の企画意図は『ありふれた話を新しい方式で表現する』というものでした。

ウエスタンの舞台設定がアメリカ人には一種のファンタジー、ノスタルジーのある空間として受け入れられましたよ。「忍者」という単語もそのままあちらで通ります。西と東、二つが合わされた時のビジュアルと状況を作ろうというのが当初の目的でもありましたから。

ハリウッドで赤ん坊と映画を撮るためには、おむつの替え方や抱き方、ミルクの飲ませ方など基本的な育児研修を受けなければなりませんが、いま実生活でも大いに役立っていますよ。とくにおむつの替え方など・・・。

法的に一日に何時間以上は撮ってはいけないと決まっていて、寝付いたら絶対起こしてはいけないのです。

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典型的な東洋の武士はやめようと話しあいました。西部開拓時代の砂漠ですし、ウエスタン・ムービーのスターたちを思い浮かべていました。クリント・イーストウッドや、チャールズ・ブロンソン・・・始終眉間に皺を寄せていたもので、しまいには筋肉が出来たみたいになって・・・

イ・スンム監督から「無表情」と「虚無」の目付きをオーダーされました。目に力だけ与えるということは簡単なようですが実際やってみると大変でした。

監督は仰いました。イーストウッドが「夕陽のガンマン」のような作品に出ていたころ、評論家たちは「画面の中で何もしていない俳優」と言ったそうですが、観客たちは彼の存在感を認めていたのだと。

内には多くの感情を秘めていることが観客にはわかるが、それが自分にはわかっていないような演技をしようと話しました。

(ジェット・リーたちの武術とは区別される優雅なダンスの様な武道は、プレイステーション用ゲームの「デビルメイクライ」のアクション・デザイナーが振付を担当した。)

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(グリーン・スクリーンの前での演技について)

私が考えていたことと結果が違っていたらどうしようかという恐れはありました。俳優としてはある程度危険なプレッシャーを感じながら始めた作業でした。

現場ではシナリオ通りに演技しながら、相手と合わせればアクションがある程度変わるものだけれど、グリーン・スクリーンでは相手がいないから悩みました。下手すると想像でする演技が観客に近づけないのではないかという不安にいつも襲われました。監督とCGチームを信じるよりほか無かったんですよ。(笑)

20~30人の敵を私一人刀でなで切りにする場面があるけれど、あの部分は全部想像で演技しました。

試写会が終わって家に帰る途中でパク・チュンフン先輩と電話しました。アン・ソンギ先輩と御一緒でした。俳優仲間同士だから良く評価してくださっているようです。ブルース・リー以来、君は素晴らしかったよと言ってくださいました。

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アカデミー主演男優賞のジェフリー・ラッシュと現場の食堂で初めて会った日はほんとうに胸がドキドキしましたよ。彼は私が出た映画を見ていて、釜山国際映画祭のことも知っていました。

語り口や行動で示す姿・・・私も年を取ってあれほどの余裕と雰囲気が漂うものだろうかととても羨ましかったです。

驚いたのは撮影現場で見せてくれた姿です。メイクして衣装を纏えば、カメラが前にあろうが無かろうが、その人物になって生きていましたから・・・

「ハリウッド進出」という言葉をたくさん書かれて、ちょっとムズ痒かったりします。他に表現は無いものだろうかと一人で考えたりもします。

もちろん俳優にとってハリウッドで映画を撮れるというのは良いことでしょう。資本や、いろんな面でハリウッドが韓国よりも、夢を現実にする能力に優れているのは本当ですから。

しかし(ウォリアズ・ウェイは)必ずしもハリウッドだけで撮っているわけではないから、進出というのは単語自体一寸当てはまりません。

私が出る映画たちの延長線上にそれがあるなら作品として考えて意味があるとして、新しい観客たちに私を紹介するということが最も大きな意味になるでしょう。

「ウォリアズ・ウェイ」は過程より結果が重要なんです。(「海岸線」は過程が、「台風」は結果が大事でした。)過程はもちろん大事ですが、結果が良くなければなりませんね。(笑)

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経験があって迎えることと初めて体験することでは困難や悩みの大きさが違うようです。監督は韓国人でしたが現場で韓国人が私だけという状況は「プロミス」に続いて二度目でした。初めてだった「プロミス」の時のほうが心理的にはさらに大変でした。

(海外スタッフとの撮影が)二回目だと考えていたので心理的に負担が少なかったし、適応していくことで現地スタッフとの作業は思ったより難しくなかった気がします。

(※以下③に続く)

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シネコンのポイントが貯まったので松嶋菜々子さんとソン・スンホンくんの「ゴースト・もういちど抱きしめたい」を見てまいりました。あの名作のアジア版リメイクということでストーリーはわかっておりましたが、最初のほう、ちょっとお尻ムズムズの照れくさい感じが致しましたわ。(笑)

スンホンくんも作品をいろいろ見てきましたが、あの泣き顔を見ていると妙に懐かしいキモチになります。彼も韓流原点な俳優さんですもんね。

家の近くの某所がロケで使われておりました。シネコンもそこのすぐそばでありました。

劇中の平井堅さんの「アンチェインド・メロディ」がしゅてきでした。

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2010年11月26日 (金)

The Warrior's Way・CEO戦士はかく語りき①

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「ところで、チャン・ドンゴン氏へ記者さんたちがまるで韓国俳優CEOに対するように質問するのが面白いわ。」

ケイト・ボスワース嬢がメディア・インタビューでそう言っておりました。なるほどな、と思いました。この人が20代のアイドルだったときも、頭のいい彼のこと、質問の答えが的を大外れするようなことは無かったんだろうと想像しています。あくまで、想像ですが。(そういえば、奥様がインタビューで、若い時はいろんな野心もあったようだけれど、時がたって会ってみたらとてもイイ男になっていた・・・と仰ってましたっけね。)

頭の奥のどこかに深く静かな水面を保つように、饒舌でなく、解りやすく、しかしたまに「こんな風に考えてたのか・・・」とファンがハッとなるようなことを言う・・・

各メディアの記者さんの書いた記事を通し(さらに翻訳機を通し)ではありますが、彼の言葉から伝わるものに思いを致し、その誇り高き精神に大いに励まされました。

・・・というわけで、天然戦士=CEO戦士、このたびのプロモ・インタビューよりその発言を載せてみます。(例によって、大いに意訳の個所アリです。)

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自身のハリウッド進出作だから重要なのではなく、韓国・アメリカが対等な立場で仕事をすることが出来るシステムを構築出来た作品だからこそ、重要なんです。

どんなメッセージを伝えるとか、人生の意味を見せるとか、そういう映画ではないから、見た人の感じ方によって気に入らないこともあるだろうと思います。

妻は遠まわしに物を言う性格ではないが「思ったより面白かった」と言ってくれて少し安心しました。「アクション撮影は大変だったよ。」と言ったら「映画の中で恋愛(ケイトさんと)もしてきたじゃない?」と(笑)

今より(撮影から時間がたっているので)ちょっと若いんですよ。(笑)時間がたって見たらちょっと恥ずかしいし、残念なところもある。もちろん、20代の時に出たドラマを再見するときほどではないけれど。

今なら少し違った演技だったはずなのにという部分があります。封切りまで待っていて下さった方々の立場では長かったろうと思いますが、ハリウッドの当地のスタジオで作成された映画ではないことを考えれば(スタジオはニュージーランド)そんなに遅れたほうでもないらしいです。

最初の企画段階では特定のターゲット層が好みそうな(マニアックな)映画だった。シナリオを貰って監督と初めて話した時にはロドリゲス監督やタランティーの監督の映画の様なイメージでとてもユニークだと思いました。

ところが制作費が増え、規模が大きくなって変化した。浅いけれども広い観客層をターゲットにした映画になった。それが悪いというのではないですよ。ただ最初に思っていたのと異なるところが出てきたんです。

より完成度の高い作品になればもっとよかったと思うけれど、出来上がりに関しては概ね満足しています。

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アメリカではアジア人俳優はまだアクション俳優だという印象が強い。私はアクションの上手な俳優ではなく、アクション“も”上手で西欧の観客たちにいろんなキャラクターで近づいても似合う俳優になりたいと思うのです。

ケイトとキスシーンを撮ってから聞いたのですが、それまでアジアの男性俳優がハリウッドの主演女優とキスシーンを撮ったことは殆ど無かったと・・・。

アジア人の演じることができるキャラクターが一歩広がるのだとおもいましたよ。たとえばベッドシーンだって・・・

今までのハリウッドのオファーの中には申し上げるのも恥ずかしいようなのも多くて。いきなり注射されてスーパーマンになる、みたいなね。したいのは「役」なのであって・・・(笑)

いつからか都会を背景に普通の服を着て撮った映画があまりにも少なくて。もし今なら魅力的な姿をお見せする自信はちょっとあります。

自分は年齢に合った人気はあると思う。この年ではアイドルのような人気を欲しがるわけにはいかない。俳優生活を長く続けたいが、プライドを守りながら続けて行くには人気は必要です。それから奉仕活動でお返しすることも続けて行きたいです。

この映画に私がキャスティングされたのも韓国の観客たちの支持がベースになったのだし、いつもファンへの感謝の気持は忘れません。

私の子供に対する人々の関心も、そう、たまにはプレッシャーでストレスを感じて、子供自身がこんな状況をまだ解らないのは幸いだと思ったりしますが、ある程度は受け入れなくてはならない部分だというのは妻とも合意し、上手くコントロール出来ています。

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これからハリウッドへ出て行く俳優たちにアドバイスというよりは・・・・この作品が成功しなくてはいけない最大の理由は、韓国の企画にハリウッドがお金を与え対等な協力システムで作った作品だからです。

今まではアジア市場のためにアジア人俳優を連れてきてひとつ役をくれて撮ったものだけれど、この映画は私たちが作りたい物語を作ることが出来る環境を用意できたんだと思っています。良い先例が出来れば今後もこんな企画がもっと増えるでしょう。

※以下②へ続きます。

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※たぶん、上の写真の時に履いていたのはこれ、かな?トム・ブラウンのウイング・チップシューズ。

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2010年11月25日 (木)

グレイ・フランネルのトム・ブラウン・・・戦士はパパになった

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※こういう全身写真はけっこう少ないのかもです。嫌味なくらい脚長いですネ。(笑)

皆さま、こんにちは。いやあ・・・ドンゴンさんの一連の「ウォリアズ・ウェイ」プロモを日本の片隅からネットで見てきたこの10日ばかり、仕事に出かけて帰ってくれば更新されたニュースの数に唖然呆然、もう今朝に至ってはすっかり放置状態(笑)。

「グッドモーニング・プレジデント」の時にも現場公開や制作報告会、釜山映画祭とけっこうな数ネットのニュースは出ましたが、今回の戦士、それを上回った勢いかも、という印象でした。それだけ「ハリウッド」という言葉の力が大きいのでしょうね。

メディアのインタビューは合同で入っていたと思われますので、質問と答えは重複しているところが各記事いっぱいありまして・・・。

いくつも印象深いことを言っています。

亡くなったレスリー・チャンに会ったときのことを思い出しながら。レスリーが「韓国の俳優はなぜ出演作が少ないの?」と言った・・・私は役選びに慎重すぎたのだろうか・・・そんな話。

自分が一番いいコンディションだった(外貌のこと)時に撮った映画はなかった・・・これはドンゴンさん的にいくつのころを指して言っているのでしょう?

これからはもっと選択肢を広げていろんな役をたくさんやりたい、けして生活のためだけにそう言っているわけではないけれど・・・人気のことは今でも気にしている、なぜならやりたいこと(役)を実現するためにそれは必要だから。

たとえば出退勤をするスーツ姿の役も・・・いままであまり無かったから。(大統領役も経た今はもう中間管理職どころかもちっと上の企業家とか弁護士とか?)

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俳優さんそれぞれのスタイルがあり、考えがあり、願ってもそのとおりに役を選べるかといえばそこはなかなか難しいことも多々ありましょう。

一家を構え、ミンジュンくんが生まれて、いろんなものの見方が変わった・・・息子が寝付く前に二回ほど欠伸をするのが自分とまったく同じで、それがなんとも不思議な気持ちだった・・・(欠伸をした時の顔とかって、たしかに親御さんのどっちかと似ているもんですよね、ドコの赤ちゃんも。友のところに赤ん坊が生まれた時、いの一番に友が思ったことは、「嗚呼欠伸する鼻の下が旦那にそっくり、女の子なのに・・・」だったそうで。ぷぷぷ。)

何も変わっていない、けれど確かに何かが変わった、これからも変化していく・・・・そういうことなのですね。

だからこそ過ぎた日の映像の中のあの役もこの役も皆いつまでも輝きを放つのでしょう。それが俳優さんというものなのでしょう。

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・・・で、この日のジャケットはこちら。グレイ・フランネルのトム・ブラウン、日本での販売価格は126000円なり。

袖口のトリコロールはこの人の服のトレードマークのようですね。どんな服でも素直~~に衒い無く着ているドンゴンさんです。

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こんなふうに、トラッドな可愛いコーディネイトをして、足首の出る裾の短めのスリムなパンツを合わせたりするようです。(ふぁっそんのことはムズカシイ^^;)ウイングチップの靴もお約束のようです。服好き男子の間では「一枚欲しいぞ、トム・ブラウン」みたいですね。

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ヘア・メイクを直される・・・今日は可愛い(?)装いなので、前髪は下ろす・・・と。

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靴下はタルんでないかな・・・・??delicious

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2010年11月24日 (水)

“The Warrior’s Way”プロモ・23日点景

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おすまし・おちょぼ、グランド・インターコンチネンタルでのメディア・インタビューでのドンゴンさんの装いはグレイのジャケットにニットのカーディガンを合わせ、黒いスリムなパンツにウイングチップの靴を履いておりました。

手首には結婚式の時にも嵌めていたウブロの時計とお数珠。ジャケットのセレクトや袖口のあしらいはいかにもユンギ先生です。たぶん担当する男優さんに好んで着せているトム・ブラウンのものかなあ・・・??と思うのですが・・・(襟に白い縁どりはさすがに無しかな?ジョンジェくんは良く似合っておりました。)

時差ぼけは大丈夫でしょうか。

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こちらは同じメディア・インタビューの時のケイトちゃん。フェミニンなショート丈のブラウスからちらり覗く無駄肉のないウエストが、スエードのショートパンツを適度なゆとりで穿いていることでちいとも嫌味でなく、キュートです。

LAでは金髪をアップに結って大人っぽい感じでしたがソウルでは少女のようですね。

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ファン・ミーティング試写の行われた永登浦(ヨンドゥンポ)CGVの入った大きなショッピングモール、タイムズスクエアはこんなところです。下に見える丸い舞台でも・・・・

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こんなふうに広いところで挨拶もなさったようです。上のほうを見て手を振っている写真もありましたので、相当な人たちが二人を見に集まったと思われ。

(私も出来ることなら行きたかったデス。)

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丸い舞台に上がる二人。

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こちらは映画館内ファンミーティングの様子ですね。

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あれま、戦士よ、なんでリンちゃんに腰を抱かれておるやら?(笑)こんな乙女な風情(?)パパさんでも健在、と。ふふふ。

ケイトちゃんは、こういう髪の色、肌の色でないと似合わない絶妙のドレスですね。ヒールの低い靴なので、本来の二人の背の差がわかります。

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これまたよく似合いそうな可憐なピンクの韓服をプレゼントされて嬉しそうな笑顔。ケイトちゃん、27歳。

ところで、同じ日十往里(ワンシムニ)ビットプレックスのCGVではソン・スンホンくんと松嶋菜々子さんが「ゴースト」のマスコミ懇談会を持ったようです。日本ではなかなか評判良いようですね。韓国では25日封切りだそうです。

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