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2006年4月

2006年4月27日 (木)

ビバ! iPod

【Written by tartan】

去年の夏ごろからどうも調子がおかしくて、メーカーから「いつ何があってもおかしくない状態。全てのデータのバックアップを取り、来るべき時に備えておいた方がいでしょう」と宣告されていたPCを、とうとう年末に買い替えた。泣きたいほど痛い出費ではあったが、たんまり頂いたヤ○ダ電機のポイントで迷わず念願のiPodをゲットした。主婦は転んでもタダでは起きない。
以来およそ4ヶ月、肌身離さず持ち歩いているが、使い心地はというと、これがすこぶる良い。出かける度にいつもバッグの中にCDプレーヤーと数枚のCDをごちゃごちゃ入れていたのがウソみたい。数センチ四方の薄っぺらい箱の中に、持っている全てのCDとJDGのお気に入り写真が収まって、さらにまだまだ余裕のヨッちゃんだ。これぞまさしく人類の進歩と調~和っ\(^0^)/ だ。(笑)

ご存じの方も多いと思うが、iPodには「シャッフル」機能というのがある。つまりは自分のiPodに入っている全ての曲から、次々とランダムに選曲されるのだ。ELTでノリノリで歩いていたら次にブラフのOSTがかかって滝涙・・・・と思ったら次が突然、嘉門達夫の替え歌メドレーだったりする。「さ~よな~ら~、大助花子~♪ (さよなら大好きな人)」とかね。往来のど真ん中で泣き笑い。(実話・笑)

当然のことながらJDG絡みの曲も当然たくさん入れてある。本人がそのものズバリ(笑)歌っているものもあれば、JDG関係というだけの曲もある。tartanはどちらかというと後者の方が好みなのだが^^;;;最近ぐるぐると聴いているのがHarvardという(日本の)インディーズのグループの『Lesson』というアルバム。この中の「CLEAN&DIRTY」という曲が、実は一昨年末の青龍映画祭の俳優さん方の到着シーンを写した映像のバックにエンドレスで流れていたあの曲である。このブログの立ち上げに際し多大なご協力を賜った“親切なGTRさん”が情報を下さり、miyukiひょんが送ってくれた。(謝謝) 最初は「CLEAN&DIRTY」のみのリピートだったのだが、いつしかアルバムごとすっかり気に入ってしまい、ついにはHarvardの別のCD2枚まで、アマゾンでうっかりポチッとしてしまった。とても気に入って毎日必ず聴いている。

他にJDG絡みで、殊にお気に入りなのはSKY「MY LADY」かな。
あと、意外なところで『海神のOST』というのがある。何でJDGと『海神』かというと、5曲目の「ヨムジャンのテーマ」というのが、『台風』韓国公式サイトが細々と立ち上がった頃、アクセスするとかかっていたあの曲なのである。tartanはこの曲が『台風』のメインテーマなのだと、本国公開間近までずっと信じて疑わなかったので、「ヨムジャンのテーマ」は、JDGと何ら関係なかったとわかった今でも、たまに聞いている。いい曲です。好きです。
この情報は、CDと共にSちゃんから頂いた。(謝謝)

そうそう、クマちゃんが送ってくれた一昨年のファンミの『snow flower』『タチュルコヤ』も勿論入れている^^ 怖いもの見たさ(聴きたさ)で(笑)時々聞いてしまう。
JDG、フレーズの終わりがいつも半音ずれている・・・・それが快感。 
クマちゃん、謝謝。

・・・・・こう書くと何だかtartan、頂き物だけで生計立てているみたいだが、実際その通りなので(笑)言い訳はしません。いつもとても感謝しています(^^ゞ
このブログにしてもそう。陰で支えて下さっている方々、いつもコメントを下さる皆さんのお陰でなんとかこうして続けていられるわけで、本当にありがたいことだと、心から思っております。<(_ _)>
たまに、(ってか、いつも)道を踏み外しそうになったり暴走しそうになったりするtartanでございますが、未熟ものゆえ、どうか温かい目で見守ってやって下さい^^

Music 海神 (ヘシン) オリジナルサウンドトラック (韓国盤)

アーティスト:韓国TVドラマサントラ
販売元:Yedang Entertainment Company (KR)
発売日:2005/04/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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追記 

写真館 「ボクがジャニーズだった頃」 3連発行ってみよう~\(^0^)/
あんまりかわいくて押し倒したくなること請け合い。

Young_2も、もみあげは何処だ~~!(笑)
Young_3_1この写真でクリスマス用便箋まで作ったtartanお気に入りの一枚(*^_^*)

Young_1_1「だ~れだ? うふ」













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追記 その2

写真館 「変遷」
↑の青年が、ああして、こうして、こうなった。をご覧下さい。

Img_6_2一度グレて・・・
Jinte_1更生して・・・・
Missha こうなった人に歴史アリ(笑)

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2006年4月25日 (火)

第5回 ゆるゆる対談 「台風」

tartan 最近ちっともゆるゆる出来ないっす。金土日月火、休みなし(泣)
miyuki 確かに。日常の由なし事に振り回されてね。
tartan そうこうしているうちに『台風』終わっちゃいそうです。
miyuki あと何回観に行かれるかわからないですが、終わる前に、〆の語り、やっときましょうかねえ。
tartan は~い^^

○こんなとこ真剣に見てるの、私だけ?
tartan レビューも7つだか8つだかになって、だいだい語りつくしたかと思いきや、観に行く度にまたあれこれ気づいて、全く突っ込みどころ満載のありがた~い(笑)映画でした。ヒョンはどのあたりが、一番「これは突っ込みたいだよ~」でした? あ、堅い話でなくても。
miyuki いろいろあるんだがのう・・・なんか今一気に霧散したなあ。(ボケですな。笑)ええと・・・。シンさんおよび、海賊さんたちは、パソコン使えるのだろうか? あの海賊村にネット環境はあるのか? 核廃棄物は誰が「小分けに」したのか? 風船膨らまして、ああいう状態にしたのは誰? シンが一人でしみじみ? とか・・・・もっとくだらんネタで言うと、シンさんに、今ハングル書かせたら、やっぱり11歳の時と同じたどたどしい字なのか、なんてえのもどうだ?(くだらなくて涙・・・)そういやあ、シンさんはあのカーキのスニーカーの下にちゃんと靴下まで履いてたよ。ちょこ、とたるんで。(爆)シネコンのでっかい画面で見たら見えたの。他の海賊さんは船襲った時裸足の人多いけど。あ、ソムチャイは、履いてたな、靴。
tartan 全く、マニアだな~~~(呆れる) でもtartanも、風船の素材とかが、何気に気になったりするわん。シンが靴下ってのも^^;;;; パンツ穿いてるかどうかも怪しいってのにさ(笑) どこぞの有名ブランドものなのか、はたまた3足1000円(円じゃねえべ、絶対・笑)なのか、気になりますがな。
miyuki へっへっへ。財布ドラム缶で焼いてるシーンで、ちらっと足首見えた。異常に股関節がや~~らかい上に、足首までへんな方向向いてんの。海賊村のシーンは、セットのデザイン画もいっぱいあったところみると、かなり撮ったのではないかと思うんですがね、ぜひ別個見てみたいですわ。tartanさんは? 何か「このシーンだけのために金払ってもいい」シーンがあったとか・・・・
tartan そうそう。もぉね、瞬間「うぎゃ~」だった。いろいろなサイトを見てますが、この件に触れていた人はさすがにいなかったなあ・・・・
miyuki 何かだいたい方向性が分かってきたような気が・・・・^^;;;
tartan へへ。それはですね、“姉さん撃った後のシンの首筋の鳥肌”なんですわ(笑)
miyuki ほお~~~鳥肌か・・・ああ~確かにそういえば立ってたねえ。
tartan でしょ? あれはねえ・・・・・エロいっす(笑) 鳥肌フェチのtartanとしてはこの上もなくオイシイシーンだったかと。うふ。
miyuki ぶははは。鳥肌フェチって^^;;; あるんかい、んなもんが。
tartan ヒョンだって耳の後ろフェチでしょ? 似たようなもんですって。ここにいらっしゃる方々の中にもギャップフェチとか(笑)あまり市民権を得ていないフェチの方々もいらっしゃいますし。
miyuki 確かにね(笑)
tartan でね、でね、鳥肌ってさ、監督に「は~いドンゴン、10秒後に鳥肌立ててちょーだいねえ~、それ、3、2、1、」とか(爆)言われるシチュエーションって、ありえないじゃないですか。つまりあれはJDG本人の本能でもって、あのシーンに感極まった結果、自然発生したものと推測されます。よって鳥肌フェチのtartanは、あの鳥肌を「Mに翻弄された鳥肌」と断定するに至ったわけであります。
miyuki フェチ絡むと、名探偵か凄腕弁護人みたいだな。ほほ。
tartan だって、凄く萌えちゃったんだもん(*^_^*)
miyuki 感極まって鳥肌、って危ねえっしょ。ぶつぶつ・・・
tartan ノーコメント。一応。(爆)

Yuruyuru51_1洞窟からオシャレして駆けつけた海賊シンさん、ピンクのシャツとレイバンのサングラスで。(嘘。)釜山での記者会見。ほら、セジョンて意外に黒目が大きいでしょ?
○セジョンくん
miyuki 目の大きさといえばドンゴン兄さんの隣にいたら誰でも比べようがないですがね、セジョンくんが時々目ぐぐっと見開いてるの見て思った。「黒目は、でっかいんだわ、さすが芸能人・・・」ソウルへ行くと地下街とかで見かける「ブラックサークル」って、黒目縁取るコンタクトレンズ、たまに使ってみたい衝動にかられるんですがね、どんな風に印象変るんだろう・・・。そうそう、Sちゃんの心の叫び。「セジョン~~~日本地図にはちゃんと四国と九州描いてくれ~~」(Sちゃんは四国在住。)
tartan うははは~。一体いつの時代の地図だったんでしょうねえ。ジュラ紀とか、白亜紀とか?(笑) あ、そうそう、整形でいじれないのは、黒目の大きさなのさ。
miyuki お休みの日はへんなゴルフウエアとか、ポロシャツとか着てそう、セジョン。(笑)ジーンズは穿かない。
tartan じっさいのジョンジェくんはオシャレなのにね。少しJDGにファッションセンスというものを伝授してやってほしいわ~~ って今更無理?(笑)

○気になる脇のメンメン。
miyuki セジョンくんの同僚たち、集めたのは独身ばかりと言っていましたが、結構いい男揃いでしたねえ。「すまんな。」と手紙渡して、「パンガッスムニダ!」(かな?)と応じている部下見て川谷拓三、操縦桿握る上から手をセジョンににぎにぎされてた彼で袴田吉彦思い出したワタシって・・・・??ユ大尉に似た人もいるんだけどなあ・・・それから、海賊さんの中に、丹古母鬼馬二(たんこぼきばじ)と、ラグビーの大八木・・・・
tartan わかったわかった・・・・(困ったひょんだね。)
miyuki シーホーク、復路の燃料はない、と言っていたけど、その後どうなったんだろう?気になって気になって。沈んだ核廃棄物はちゃんと回収していただきたいものです。
tartan まったくもって、そのとーり。
miyuki シンの上に3人の兄さんがいたなんて、日本語字幕見て初めて知った。パパ、頑張ったんだね、あの国で5人も子供育てるなんて。(涙)バスで、シンパパの後ろに座ってて、パパが撃たれた時に「アボジ~~~」って呼んだのが長男だよね?次男と三男はどこ?
tartan シンは末っ子の四男かあ・・・・。さぞかしやんちゃで甘えん坊だったんだろうねえ。くすん。シンパパって、若く見えるけど、50くらいかしら? 設定。
miyuki シンママはなんだか、泉ピン子さん思い出しちゃって。たった一人の女の子だったミョンジュと、末っ子のミョンシンが、可愛かったんだろうねえ。(泣き笑い。)あとね、バスの一番前にいた男が、チングのチュンホみたいなりアクションと顔の造作で・・・
tartan ロイター(?)のアルバイト(局で郵便配ってた兄ちゃん)は、シンパパの親戚です。(嘘。でもそっくり。)

Yuruyuru52 「台風」関係の会見、イベントが行なわれ、JDGの宿泊先でもあった、へウンデ・グランドホテルの正面玄関。ワンシク出席のセミナーはここの宴会場という設定で、(殺害のトイレも)銃撃戦のロケも。
○急に真面目に
miyuki 日本人には、実感できないエピソードがなにげに織り込まれていますな。セジョンが過去関わった武装スパイ事件とか・・・究極、「脱北」ということもそうなんだけども。
tartan そうっすね。新聞で読んだとか、そういう知識のみで。
miyuki ファンもそこまで詳しく知らない人は、入り込めないか、忘れちゃうか、深く考えないか。もう一歩踏み込んだファンへの道は、「まずちょっと勉強しようよ」ってところでしょうか。日本人はそれでなくても国際感覚鈍い、と言われておりますからねえ。このところ、またちょっと海洋調査で日韓のニュースが相次ぎましたが、実際近いものねえ福岡なんて、東京に来るより釜山のが近い。
tartan 拉致問題なんかで、このところ韓国でも「脱北者」への関心が徐々に高まっているようですが・・・・逆に日本じゃ、メディアも3~4年前ほど大きな取り扱いはしていないように感じられる。北の実状とかについて、「いくら北でも、ほんの20年前にあんな格好していないでしょう」みたいなこと言ってるのを聞くと(公式サイトとかでね)、「『台風』○回観ました~泣けました~」って言うんだったら、もうちょっと関心もてよ、JDGの国のことなんだからさ、とか思っちゃう。
miyuki シンがホテルでワンシク殺してから逃げてるルートの設定って、当日行われてるイベントが、「釜山・福岡間の国際ヨットレース」そこに紛れてって話なの。モーターボートで沖に行って、多分コズロフ(車大破して捕まってたロシア人ね)が手配した、袖の下貰ったロシアのヨットに乗って・・・・そのあとウラジオストックのシーンだったけど、もしかして福岡経由の貨物船か?とか思ってた。そのほうがリアルでない? ノベライズには釜山の空港から日本人の偽造パスポートで飛んだってあったけど。
tartan うんうん。確かに書いてありましたね。
Yuruyuru53_1 筏に乗せてブツを隠しに・・・ソムチャイは一人で軽々。シンさんはトトに手伝って貰ってます~~~(愛よね、トト。笑。)
miyuki 釜山はもういちど行きたいです。チングの舞台でもあるし、なんだか郷愁そそられる街でねえ・・・
tartan tartan、まだ釜山には行ったことないんですよぉ。ホント、一度訪れてみたいものです。足腰立つうちに是非(笑)
miyuki あははは、あなたそんな、婆サマみたいな。
tartan マジで最近体力の衰えが激しくて・・・・。タイの密林で占い小屋でもやろうかな~ でもって海賊さんと妖しいアヘンデート(笑)
miyuki 囚われた子供たちの檻に食いモン投げてやったり?
tartan そうそう。で、シンの耳元で「次回作では脱げるものはすべて脱ぐのじゃあ~~~」とか囁く(爆)
miyuki 「己の殻を破るのじゃ~~~、今こそその時じゃあ~~」(笑)
tartan うははは。しかし、あんま儲かんなそう。
miyuki 確かに。・・・・というわけで、ゆるゆる対談『台風』はこのへんでお開きでございます。

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追記

コスタさんのリクエスト2点^^

Seiryu股間から覗く“大宇宙”を心行くまでご堪能下さい。(笑)
Img_9飛行機降りたところで、寝起きだったらしいです。(爆)後はノーコメント。

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2006年4月20日 (木)

映画「ブロークバック・マウンテン」で首筋まで泣いた。

※「Happy Together」は全てのレビューにおいてネタバレに配慮しておりません。作品を未見の方で、内容を知りたくない方は充分にご注意下さいますようお願い申し上げます。(管理人)

【Written by miyuki】

滑り込みセーフで「ブロークバック・マウンテン」を見てきた。ここ10年ばかり西洋方面には殆ど興味を無くし、たまにオッ美形が、と思っても長続きしない。逆に今やすっかりJDGとビニという2大アジアン・ビューティに回帰して、マイペースな楽しみを見出しているオバハンなんであるが、こんな私でも、青春時代はというとちょっとした「惜し気もなく美形よりどりみどり、なれど波高し」という世界であった。恋の相手がよりどりみどりであったというなら、今ごろ一人で映画館で滝涙なんかして無いよなあ。とほほ。残念ながら恋の相手ではない。ひょんなコトから親しくなって、この上もなく刺激的な世界を垣間見せてくれた「美しき友人たち」の住んでいた世界は“舞台の上”だった。さしたる取り柄もない一介の日本人だったが、なぜか邪魔にもされず、随分遊んでもらったっけ。ゲイもヘテロもストレートも入り乱れ。皆の美しい容姿のせいもあってどこか現実離れして見えていたけれど、今思い出してみるに、人として生きて行くことの苦しさ情け無さはどんな世界にいようが変わりはなかったのである。

この映画を見ているうちに、彼らのことと自分の青春をモロモロ思い出し、堪らなくなった。今はどうしているか消息不明だが、彼らも同じように年を重ねたことだろう。幸せにしているだろうか。くだんの病気で、患者同士が面倒を見合いながら暮らす場所に入っていたという、同い年の友の最期の姿は知らないけれど、辛い現実を受け入れた時に彼の愛した人はそばにいてくれただろうか。

60年代初めに20歳そこそこで出会ったイニスとジャック。二人は貧しく、やっと得た羊の放牧管理の仕事で生活を共にしながら、ワイオミングのブロークバック・マウンテンでひと夏を過ごす。イニス(ヒース・レジャー)は無口で、たまに話すといえば口篭りながらもごもご、真面目でちょっと暗いもっさりした金髪の青年。ジャック(ジェイク・ギレンホール)のほうは眉目が濃ゆくて、明るい物言いをするけれど、すこし刹那的。登場した時は「脚の長い、ぱっとしないお兄ちゃん二人」と言う感じで、最初から引き込まれる圧倒的な個性というのとは、映画も役者もちょっと違う。アン・リー監督の丁寧で繊細な演出を拾いながら見て行くうちに、だんだん入り込んで身につまされて行くのである。監督は台湾出身でいらっしゃるが、映画は見事な「アメリカ映画」だった。

夢のように美しいブロークバック・マウンテン、しかし仕事はキツイ。若い男二人、ある晩、ちゅ~も無いままに初めて行為は始まる。
“俺はオカマじゃない”
“俺も違う”
そうして過ごした二人の時間はその後の20年、狂おしい追憶から互いを求め続け、すれ違い、ついには『永遠』に昇華する。

Brokeback1イニス・デルマー役のヒース・レジャー。作中ではこんな風に明るく笑ってる印象はあんまりないのだけど。79年、オーストラリア、パース生まれ。
山を降りた二人はそれぞれに結婚し、家庭を営みながら懸命に生きていく。自由の国とは言いながら、そうもいかずに厳然と今もいろいろな差別が存在するアメリカと言う国で、男同士の関係がどれだけリスキーなのかは、始めに山から降りてきて、再会の約束もないままなんとなく別れたあと、物影で泣きながら嘔吐しているイニスの姿から察せられる。彼には幼いころ見た光景からくるトラウマがあった。9歳の時自分の父親が、ひっそり街はずれで生きていたゲイの片割れをリンチの挙句殺した事実を知る。それをまだ年端も行かない息子たちに“覚えて置け”といわんばかりに見せる父親像が、いかにもアメリカ的だ。(思い込んだらほんとに信念変えない「石頭」なのだよね。)

周囲の人間は二人の関係もしくは性癖を知っている。特にイニスの妻アルマが、再会した二人の切羽詰った抱擁を目撃してしまうシーンは痛い。動揺、腹立ち、女としての悲しみ。同じ女ならば、気持ちは痛いほど分かる。何処まで許してやれるか、そしてそれは打算なのか。(私もちょっとだけ覚えがある。その男が恋愛対象でなく、いい友達だと割り切っているつもりではいても、ひょんなことで無性に腹が立ったっけ。)もっとも女たちはとっても現実的で、同情するほど弱くないのだけれども。
子育ては一生懸命やった。良きアメリカ人として頑張ったつもりのイニス。しかし、少ない休みに、旦那がいそいそと「友達」と逢引しに出かけてしまうことが我慢できなくなった妻に、とうとう離婚されてしまう。封建的なアメリカの田舎においてはそれでもう人生半分落伍者の烙印なのだ。ジャックが一緒に牧場をやろうと言い出した時も、しがらみから抜け出すことは出来ないと言って、イニスは踏み出す事をしなかった。
最後に二人で出かけた山で、イニスが夏には仕事で会えないと言った事から言い合いになる。今は小金もあってお前は苦労がないかもしれないが、俺はそうはいかない、養育費も払い続けなくちゃならない。ちくしょう、おれは挫折したんだよ・・・そんなイニスにジャックは、お前に会えないのが辛くてメキシコに“渇きを癒しに行った、責めるなよ、お前が二人で生きる事を拒んだからだ。”と告げる。20年、口には出さなかった互いの辛い気持ち、すれ違い、踏み外す恐怖。しかし、そこからもう、何かが変る事は無く・・・

Brokeback2ジャック・ツイスト役のジェイク・ギレンホール。80年ロス生まれ。両親、姉さんともに映画一家。(お父さんは映画監督のスティーヴン・ギレンホールとのこと。)俯いた睫毛が綺麗。
アルマも、ジャックの妻ラリーンも知る事の無いブロークバック・マウンテンの二人の間に起きたこと。
「馬みたいに立ったまま寝てるのか?」そうイニスがジャックに言う。原作にある、焚き火の前で、ジャックをイニスが後ろから抱擁している優しい描写は、映画ではあっさりと流れるが、人として誰かの存在を求め、癒される瞬間が永遠に記憶に刻まれる、鼻の奥がつうんと来るような美しい場面だ。
ジャックはイニスが知らない間に、39歳のある日、ゲイ・バッシングのリンチに遭ってこの世を去ってしまう。妻ラリーンは本当のことは言わず、事故だと言うが、イニスは悟る。死んだら火葬にしてブロークバック・マウンテンに灰を撒いて欲しいとジャックが言っていた、それを果たしてやろうと、イニスはジャックの実家に赴く。遺灰を撒きに行ってやる事は叶わなかったが、ジャックの部屋に、彼のシャツと重ねて掛けられた自分のシャツ、あの夏二人が着ていた、喧嘩で出した鼻血の跡が残るシャツを見つけ、それを形見に貰って帰る。淡々と・・・

20歳そこそこから40を前にした男の苦さ情け無さまでを、まだ20代半ばの青年たちがじつに自然に演じていたのがちょっと驚きだった。18くらいのハイティーンの女の子が「パパ」と呼んでも殆ど違和感が無い。

“自分で解決出来ないなら、それは我慢するしかないのだ。”
原作の短編小説はこう結ばれている。本当の愛を夢見ながらも、人はそうやって日常を生きている。いい年になった今、その言葉はいやと言うほど染みて来る。
映画のラストはすこし違っていた。男やもめの父親のトレーラーハウスに娘がやってきて、「パパ、結婚式に出てね」と言う。ごついやもめが、その娘が忘れて行ったカーディガンを、律儀に畳む仕草に妙にしんみりさせられる。そのシーンに続いて、イニスはクローゼットの扉に重ねて掛けた自分とジャックのシャツの、釦をかけながら呟く。
「ジャック・・・俺は誓うよ・・・」(映画の字幕は“ジャック、永遠に一緒だよ”)
私はもう、エンド・タイトルが終わっても困るくらいに泣いてしまった。まいった。

◆『ブロークバック・マウンテン』
2005年アメリカ映画
監督・・・・・アン・リー
原作・・・・・アニー・プルー(集英社文庫・刊)
脚本・・・・・ラリー・マクマートリー/ダイアナ・オサナ

イニス・デルマー・・・・・ヒース・レジャー
ジャック・ツイスト・・・・・ジェイク・ギレンホール
アルマ・・・・・ミシェル・ウイリアムス
ラリーン・・・・・アン・ハサウェイ

◆第78回アカデミー賞・監督賞、脚色賞、オリジナル音楽賞
◆2005年度ヴェネチア国際映画祭グランプリ・金獅子賞

※追伸・下手にメロドラマやろうとして女優選びに苦慮するくらいなら、あえてイニスのような役をJDGにやって欲しいと思った。無理かしら。^^;;(相手の男優選びも大変かね。)

ブロークバック・マウンテン Book ブロークバック・マウンテン

著者:E・アニー・プルー
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン Music オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン

アーティスト:サントラ,ウィリー・ネルソン,エミルー・ハリス,テディ・トンプソン,ルーファス・ウェインライト
販売元:ユニバーサルクラシック
発売日:2006/02/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年4月14日 (金)

「台風」⑧・・・オーストリア大使館の天使

【Written by miyuki】

Shin200504_1ハンモックのシン。ぶら下げてるのが天使のオーナメント。
たくさん撮ったシーンの何処をカットしてどう編集するか、とは監督さんにとってまさに正念場たる悩みの大きい作業だろう。その映画の「焦点」、監督の思いとその作品の未来の観客の心の琴線とを繋ぐ、目には見えない駆け引きのバランス・・・・

「ブラザーフッド」のオーディオ・コメンタリーで、カン・ジェギュ監督も、たびたびカットを巡って編集担当と議論したと語っておられるのが興味深い。
出来上がった作品を初めて目にした俳優さんの心情もおして知るべし。ある意味では納得しながら、片方では「あ~あのシーン、すげえ頑張ったのに・・・」と密かに脱力、なのかもしれない。
「タイフーン」にも、撮られていながら幻となったたくさんのシーンがあっただろうことは、想像に難くない。韓国で出版された「CINEBOOK」の中にもそんなそそられる写真が何点かある。
ハンモックの上で少しは寛ぐこともあったんだな、というシンさんが手にしている、何か青い紐に吊られた光るもの・・・・ああ、こりゃ焦点が合っていないけれど、あの天使じゃないの!!ミョンシンが北京のオーストリア大使館で、きらきら輝くクリスマスツリーから外して貰ったのを、嬉しそうに大事そうに両手で包んでいた、オーナメントの天使。シンは、何も持たずロクに食べられず、ぼろぼろで彷徨って海賊村に辿りついた「浮浪児」だったはずなのに、どうやって失くさずにいたものやら・・・。(涙)

Angel1スワロフスキーの天使。たぶんこれではないかと。結構なお値段します。
オーストリア大使館のツリーだけあって、それはどうやらスワロフスキークリスタル製で、今は欠品になっている天使だと思われる。写真からは分かりにくいが、シンがそれを海賊村の子供に託した、というシーンなのかもしれない。
ソウルで開催されていた「台風館」には海賊村のセットの細かいデザイン画がいくつもあった。シンの小屋には、小汚い手ぬぐい(?)が干してあったり、フライパンみたいなものがぶら下がっていたり。最初の方で謎のアヘン・デート(爆)をしていた、たくさんの鳥篭と火事になりそうな祭壇のある占い婆さんの小屋や、海賊たちが住人に戦利品の分配をしていた村の広場等々・・・。ソムチャイの妹の名はノック、シンたちが殺した前のボスの名はチョンウィ。字幕では訳されていなかったが、良く聞くと、名前はちゃんとセリフにあった。

そんな公開されたバージョンにはないシーンが少し分かるのがノベライズである。原作とか書き下ろし、とかでなく「ノベライズ」というからにはこの仕事にもこちらには分からない制約がイロイロあるのかもしれないが、いかんせん「靴の上から足を掻くような」描写の物足りなさはある。おそらくは、ざっと翻訳のついた映画の台本と、(だから、カットシーンが妙に破綻無く挟まっている。)業界で何か記事を書いて貰う時に、試写の前に資料として渡される映像なりを見ながら書かれたのではと想像する。だいたいは公開された映画の内容に添っているのだが、ソムチャとトトのやりとりや、海賊村で子供にちょっと優しくて、人々に(女にも)モテている孤独なイイ男のシンさんなど、この辺はやはり興味深い。

Tepun4_1パク・ワンシク殺害現場のトイレ。へウンデ・グランドの実際のトイレではなかったのね、さすがに。シンさんは、メガネ置きっぱなし、折れたナイフの柄洗面ボウルに落としっぱなしと、証拠残しまくりで。(爆)
映画と大きく違っているのが、タイフーン号に姉さんを連れて行くシーンがほんとうに時系列に添って書かれていることだ。
「一緒に家族のいる所に行って幸せに暮らそう」
そうシンが嘘のような穏やかな声で姉さんに語りかけている、幻想的なあの場面・・・
ソウルで最初に見た時は、「彼岸へ漕ぎ出して行く二人の幻のシーン」なのだなと思った。たしかに実際沖に停泊しているタイフーン号へ最後の船出をするために向う、いわゆる「現実の」シーンでもあったのは、何回か見たのですんなり理解できる。しかし、一緒に試写に連れて行った私のハングルの先生(30代男性)は一瞬何のシーンなのか、やはり混乱したようだった。
「チング」のラストシーンの「ジュンソク、実際に死刑になったのか否か?」の議論と同じく、監督の含みを持たせた演出であると同時に、加えて言うならおそらく、「時限装置の最終的なスイッチを押さなかったシン」ということへの答えではないだろうか。
Tepun2_2 海賊村の俯瞰図。船着場や、浜に繋いであるあの小船が。
姉さんと再び生きてこの世で出会わなかったなら、シンは瞳を揺らすこともなく、極悪な目を守りきって、迷うことなく10時間の時限装置の釦を押しただろう。
姉さんが言った「私たちの故郷があるから。」という言葉が、釦を押すことを最後の最後で留まらせた、せめて賢くて優しくて、すこし気弱な少年だったチェ・ミョンシンの心に戻って行ったのだよ・・・と。

海賊村でのシーンを相当潔くカットした理由、監督にずばり核心を聞いてみたいところでもある。あまりシンの「サイドストーリー」に引っ張られると散漫になると思った、というようなことではないかと思うのだが、あくまで私の想像なので・・・。皆さんはどんな風に受け取られただろう?
天使を見詰める曖昧な目をしたシンの場面、見たかった。5月に一足先に本国で発売になるDVD、「消しゴム」みたいにディレクターズカット版だとうれしいんだけどなあ。

Tapun1台風館に展示されていた時限装置。押していなかった釦。
※某所にもレスしたことだが、字幕の件でひとつどうしても気になっていることがある。セジョンとタイマン勝負になった時に、シンが叫んでいるセリフのことである。ジャパン・プレミアで最初に日本語字幕版を見た時は、私の記憶ではノベライスと同じだった。
「ムカつく事実を知っているか!お前と俺言葉が通じるとはな!!」
これが「世の中腐っていると思わないか。お前と俺、同じ言葉を話す人間なのに!」というのに普通の試写会で見た時から代わっていたのである。どういう理由と意味があったのだろう。些細と言えば些細なことだが、「同じ言葉を話す」という部分がかぎりなく曖昧になっているし、なんだかシンのほうが泣きを含んでるみたいでどうももやもやする。「言葉」がいわゆるハングルもしくは朝鮮語という特定意味でなくて、人間として話している言葉というような感じに取れなくも無い。こんなことが気になるのって私だけか?日本語はこう言う時思わせぶりな言語だ。ハングルを自分の頭でストレートに理解できたらいいなあ、としみじみ思う。
前出のハングルの先生に聞いてみたところ、「まったく腐ってるよな、お前と俺が同じ言葉を話すのは事実だってことがよ!(言葉は通じても、話は通じない)」というニュアンスのようである。(穿って考えてしまうが、何か思いも寄らない反応でもあったのだろうか・・・・単なる字幕訳者だけの事情ならいいけれども。うむ。)

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2006年4月13日 (木)

「台風」⑦・・・凍りついた心

【Written by tartan】

miyukiヒョンに遅れること3ヵ月半、暴れたくなる気持ちを(笑)何とか騙し騙し日本公開まで待って、やっとこ2回観られた『台風』。レビュー⑦番目にしてようやく自分の記事が書ける。う~ん、幸せっ。しかし長かったよ、ここまで(TOT)
すでに核となる重要な部分はヒョンがほとんど語り尽くして下さっているので、tartanはまた独自の観点から(結構偏ってるんだな、これが^^;;)ちょこっと感じたことなどをつらつら・・・・

◆良いとか悪いとかじゃなくて・・・
まず、下のレビュー(「台風」⑤)にクマちゃんもコメントしてくれたが、公開早々公式サイトで「20年の怨念のためならパク氏殺害は正当?」という内容の発言があり、思わず膝がカックンとなった。
あそこで『台風』の話題がイマイチ盛り上がらないのは、もしかしてその辺りなのか? あまり考えたくはないが、もしそういうラインで思考がぐるぐるしている人が大勢いるのだとすると、盛り上がらないのも仕方のないことなのだが・・・・それではJDG公式FCとしてあまりにも悲しい。
シンの行為が良いのか悪いのかということではなく、どうしてシンのような人間が存在してしまうのかということに目を向けないことには何も始まらないというのに、全くもぉ。シンが正しいか正しくないかなんてことを問題にすることはナンセンスなの。んなもん正しくないに決まってんの(笑) 全然正しくなんかない、存在してはならない人間を産み出したのは何なのか? 存在してはならない悲しみは、一体どこから生まれてしまったのか? それを問うた映画だとういうに・・・・・
シンの悲しみは半島の悲しみなのだ、という感覚が自然発生しない体質の人は多分『台風』言語を理解できないかもしれない。キョンテク語は通じない。文部科学省推奨の教育映画でも観に行って下さい。
さて前置きはこれくらいにして、と・・・・(前置き、長っ!・笑)

Photo01
miyukiヒョンの秘密。それは“耳の後ろフェチ”(笑)微妙に見えないかな・・・残念。

◆揺れる眼差し
特に印象的だったいくつかのシーンがある。しばらくしてから気づいたのだが、それらのシーンにはひとつの共通点があった。“シンの揺れる眼差し”だ。
まずは【車の中でのセジョンとの会話シーン(ロシア)】。tartanが勝手に思い描いていたところの、冷酷極まりない海賊シンの印象が最初に崩れた場面だ。「へえ、シンってこういう物言いをする男なんだあ・・・」と。一貫して淡々と、理路整然と語るセジョンに対し、金歯剥きだして食って掛かるような態度の海賊シンさんは、まるで子供だ。二人の男の輪郭の対比が初めてはっきり示された場面だろう。セジョンが言う。
「お前の人生は不幸だ。しかし自分が不幸だからといって他人まで不幸にしてはいけない」
今さっきどこかで聞いたような(笑)台詞が妙に空々しいと感じられたのは、多分その時セジョンから逸らしたシンの瞳のせいだ。ほんの一瞬だが、確かに揺れていた。思春期の少年が親に“温かく”そして“正しい”理屈を突きつけられ、うろたえた時のような眼差しだったのだ。「お前なんかに何が分かる」と心の中で毒づいてみても、どうしても瞳の奥に見え隠れしていまう少年ミョンシン・・・・ 
そして同じような眼差しは【携帯で思いがけず姉ミョンジュの声を聞いた時】にも見られた。
姉の存在は海賊シンと優しかったミョンシン少年を繋ぐ唯一の糸。時折見せるシンの自信無げな眼差しは、細く朽ち果ててはいても、その過去と現在を繋ぐ糸が決して切れてはいなかったことを思わせる。
セジョンは正しい。強くて優しくて、そして賢い。そんな“真っ直ぐな”セジョンに対して、シンはあまりにも“揺れていた”。そのことがまず驚きだった。

◆凍りついた心
tartanの心に一番深く刺さった場面、実はそこにJDGはいない。
【父親が撃たれたのを見た瞬間】だ。あのミョンシンの瞳が・・・・痛かった。瞳も、心も、一瞬にして凍りつくのがわかった。以来彼はその凍ったままの心で20年間生きてきたのだろうと感じた。
つまり、シンの心はずっと11歳の少年のままだったのだ。無論どんな悲惨な育ち方をしてきたといっても、それなりに知恵もつき脳はちゃんと大人になっていったはず。けれど心の奥の奥の深い部分では20年もの間ずっと、あの時のミョンシンが、泣き声さえ上げられないほどの恐怖と悲しみに怯え、ぶるぶると震えながら膝を抱えていたのではないだろうか。だからこそ隠し持った琴線に触れるような場面に出くわす度、フッと一瞬、11歳に戻ってしまう・・・・違うだろうか?
「助けて・・・誰か、僕と、僕の家族を助けて下さい」金歯を嵌めた海賊の瞳の奥が、そう泣いているように見えて、あまりにも切ない。
【パク氏殺害の後】
【ミョンジュとの再会】
【ソムチャイがモルヒネを持って現れるまでの、一人回想に耽る時間】
【「家族のところに行こう」とミョンジュに銃口を向けた時】
・・・・・・tartanの心を捉えた場面のシンは、どれもこれもミョンシンの眼差しだった。そこに血も涙もない殺人鬼と化した海賊のボスの顔はない。しかし多分、シン自身はそれを意識できていないのだろうと思うと、余計に悲しくてならない。

Photo02_1 潮風に吹かれる爽やかな海賊シンさんには、ちょいエロタンクトップがお似合い。
◆シンの対峙していたもの
シンが20年間、凍りついたままの心の中で、対峙し続けてきたものとは一体何なのだろうか?
父や母や兄たちが次々と凶弾に倒れていったことを、一人思い出す場面でさえ、シンの表情からは不思議と「憎悪」は感じ取れない。暗闇の中にぼんやりと浮かぶ瞳は、どこまでも暗い冬の湖のようだった。セジョンらに対して射抜くような海賊の顔になることはあっても、やはりどこか揺れている。積年の恨みを晴らしたはずなのに、大仕事をやり遂げた満足感や恍惚感などはなく、怯えたような戸惑いの表情を隠せない。
そこにあるのは「悲しみ」だけだ。家族を奪われたひとりの少年の悲しみ。
怒りの権化と化し、自分たちを見捨てた半島を無きものにしようと計画を企てたはずの男・・・・それなのにtartanが彼から感じるのは「怒り」や「憎しみ」ではなく、やはり深い「悲しみ」だけだったのだ。

◆最期の炎
これはあくまで勝手な解釈なのだが・・・・シンは最後、セジョンに止めを刺そうとすれば刺せたのではないかと思う。まあ、どちらがモムチャンかを考えると当然シンはかなり分が悪いのだけれど(笑)とにかく二人とも深傷を負っていた。
あの時、最期の刃を自分自身に向けさせたのは、他でもないミョンシンではなかったか。
煌々と燃え盛る炎の中で、溶け出したミョンシンの心がシン縋って言う。
「ねえ、もうやめよう。僕も早くみんなのところに行きたい。お姉ちゃんが待ってるよ」
そしてようやくミョンシンと一つに解け合えたシンの魂は、目の前のセジョンに対して初めて心を開く。「今度生まれ変わったら・・・」と(涙)
赤い炎はそれほど温度が高くないのだそうだ。轟々と音を立てて燃え盛る炎より、静かに青く燃える炎の方が、実は温度が高いらしい。シンの怒りの炎は、いつも真っ赤に燃え盛っていたのだろうが、半島を焼き尽くすための臨界に達することはなかった。なぜならいつも、冷たい氷を心に抱えていたから・・・・・

実はまだノベライズを読んでいないので、もしかしたらトンチンカンな解釈だったかもしれない。「そこ、ノベライズと違います」という場合、早めにコメント下さい。あっさり謝罪しますんで。(笑)

Photo03噂の(笑)二人。長い足を互いに自慢。
◆“泣きのツボ”の話。
「姉さんとの再会シーンで泣けました」という人が多いようだが、tartan、あの場面で涙は出なかった。予告などで何回も見ちゃっていたせいもあったのだろうが、何せ根が素直じゃないんで(笑)役者が号泣していたりすると、こっちは泣けなかったりね^^;; 困ったもんだ。
逆に涙でスクリーンが霞んでしまったのは甲板で手紙を読むセジョンの姿と、スイッチが押されないまま水底に沈んだ時限装置、それからラスト。クリスマスの幸せな家族の風景だ。
受け入れを拒否される運命がそこまで近づいてきているとも知らず、明日を信じて手紙を書く姉と弟。その後の家族の姿を知っているだけに、無邪気な二人の会話が泣きのツボを直撃だった。
最後の最後に、あのシーンを持ってきたキョンテク監督は、やはり類稀な才能の持ち主なのだろうと、単純に思ってしまうのだが・・・・それではやはり創り手に甘すぎるのだろうか。
「アクションシーンが多すぎた」「シンの内面を描きいれていない」などなど、確かに皆さんのおっしゃる通りの感想はtartanも抱かなかったわけではない。けれど、監督の一番伝えたかった何かエッセンスのようなものは、胸にすっと落ちてきて、染み渡っていった。

様々な雑音を消して、静かに目を閉じて、11歳のミョンシンの屈託のない笑顔と、炎に焼かれるシンの姿を思い浮かべてみる・・・・・それだけで、tartanにはもう充分だ。

あ、実は一箇所「この数秒だけのために金払ってもええわ」ってなシーンがあったのだが・・・・その件に関してはまた追々ということで・・・^^

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2006年4月12日 (水)

「台風」⑥・・・海賊シンさんのつくりかた

【Written by miyuki】

すっかり古い話で恐縮だが、先月朝日新聞の折込み「be Extra」(関東地区限定)にJDGが登場、「台風」撮影中に“監督修行”のため密着していたという鈴井貴之氏と対談していた。その中にこんな供述があった。
鈴井 “監督自身が演技をして役者に見せていましたね。”
JDG “監督の意図を明確に伝えられる最適な方法だと思います。しかも監督は俳優より演技がうまいんですよ。だからそれを真似したい衝動に駆られて、自分なりの演技を見せなくてはという思いとの葛藤がありました(笑い)”

Sk_1シンさんに演技指導中の監督。同じポーズ、同じ表情、御揃いの眉間。
「創る人」キョンテク監督の頭の中には、配役が漠然と決定した段階ですでに「JDGの姿を持った海賊シンさん」がいて、それがずっと進行に添って、良く出来たRPGのCGよろしく、セリフを言って動いていたのだろう。(もしかして、そのシンがまだ丸いままのJDGというのもアリだったらちょっと笑える。ごめんねJDG。)でもって、当の生身のJDGの方は、己の分身でありながら、たまにそいつの要求(監督?)に付いて行けなくなったりして途方に暮れる。(笑) 他人が自分の中に見ているものを、冷静に分析している、当の自分・・・。役者になった事がないから分からないが、さぞや不思議な感覚に違いない。
JDG自身、インタビューなどではまるで「お友達」のように、演じた人物を言い表してしていることが多い。「鶴の恩返し」ではないけれど、それこそ“お友達”のために自分の羽を抜いては世にも稀な「布」を織っちゃったりするJDG。「吸い取られ」て「翻弄され」て「抜け殻にされ」て・・・(自分の作り出したものにさえ、やられ放題か?JDG。)
監督の方は、自分の中のシンさんを、「本物のJDG」がこの世に紡ぎ出して行ってくれるヨロコビに浸ってわくわくわく、時々Sッ気全開になってつついてみるに、M体質に思わぬ効果を及ぼして、望んだ以上の場面が現出したり・・・。
・・・・楽しそうだ。苦しくても。モノ書きの「完全自己完結マスターベーション」的世界(失礼)とは随分違っている。

シンという人物を演じるに当たって、半分は監督に指導してもらったような気がする、とJDGは言っている。脱北が叶わず家族を国境で無残に殺され、挙句海賊になった人物は、今までいろんな人間を演じてきたJDGをもってしても特異なキャラだったのだろう。「柔軟な頭で、M体質」JDGの無償の信頼があって海賊シンさんは生まれたと言えるのかも知れない。役の人物がある時自分と「同化」、または自分の腑に落ちて、納得出来る瞬間って、俳優JDGにとってどんな感覚なのだろう。とてもとても興味がある。

チェ・ミンシク先輩が今月の始めの読売新聞の夕刊のインタビューの中でいみじくもこうおっしゃっている。
“結局演技というのはテクニックではなく、演じるその人の本当に芯の部分、キャラクターが語ろうとしている本心の部分が見えるかどうかなんだ。”

(以下小ネタ、行きまっせ。笑。)
※鈴井氏によると、監督以下スタッフのメンメンが釜山で泊まっていたのはなんと、「ネオンサインが煌々と灯るラブホテル」なんだそうだ。駐車場の入り口に大きなのれんの掛かった怪しげな場所・・・私はふと、釜山ロケツアーに出掛けた時の宿「へウンデ・グランド」裏手のあやしいモーテルののれんが、気だるい夜の空気にビラビラはためいていた光景を思い出した。Sちゃんとコンビニを求めてふらふら出掛けた夜中のことである。ふと吸い寄せられるように目が止まったんでアル。あそこじゃあるまいのお、監督たちのお宿。
ちなみにその日、JDGがへウンデ・グランドに泊まっていたのは確かである。ジョンジェくんもだよね?

Dongoncar1へウンデグランドホテルの前のJDGの移動車スタークラフト。(ナンバーは消してあります。)よくTVにも登場する。
※スターの移動車の定番シボレーのスタークラフト。JDGは黒である。ホテルのVIP用のスペースに堂々と泊められていたので、ファンの皆さん、記念撮影しまくりで。ジョンジェくんの車がおそろいで白だったのにはあまりに「らしく」て笑った。この2台、12月のソウルの試写会が催されたシネコン「竜山CGV」の駐車場で仲良く縦列駐車しているのも見たような・・・(引率されて歩きながらの遠目なので、確認は取れず。)皆さんが三々五々入場した夜の回、(クマちゃんたちは夕方の回)私とSちゃんがトイレに行って、のんびり通路でガイドさんと会話していたら、離れたところで、きゃあ~~~と歓声が。何?と思う間もなく目の前を、JDGとジョンジェくんがガードされながら、夢のように通り過ぎて行った。あまりのことに口パクパク・・・(Sちゃんは拍手していた。)ジョンジェくんは服着ているとやっぱり華奢で、JDGはいつものように瞳をうるうるさせて、周囲を見ながら微笑んでいたっけ。(まったくもって、海賊シンさんを演じた人とは思えない妙に儚い御姿よ・・・。泣。)

Stウラジオストック、海賊の休日。トトさんのドレッドはかつらだったのね
※撮影中の現場は、おやつや果物等、食べ物の山だったと鈴井氏の言。ハードなダイエット中だったJDG、楚々、と密かに涙目になってたりしたら可哀想なことだ。某女性週刊誌では、カバンの中からキムチやら塩辛が出現した、とヘアメイクの女性の証言が。自慢のオンマのキムチかな?(いっぺん食べて見たい、チャン家のキムチ。)

Ss_1同じく、ソムチャイとシンのソフトクリーム・デート。(笑)「・・・んまいな。」「ああ、んまい・・・」
※海賊仲間のトトさんの名は「チャタポン・パンタナアンクーン」という。トト・ファンと言う事になっているmiyukiは必死でクレジット読みましたとも。「ちゃたぽん」。キネマ旬報にしか名前が紹介されていないのがちょっと悲しい。ソムチャイことデイヴィッドはちゃんとインタビューもされているのにね。というわけで、覚えて上げてくだされ。「ちゃたぽ~ん」。

※先日異臭騒ぎの挙句西日暮里で逮捕された韓国の武装スリ団のメンバー。釜山から来たという話だったが、持っていた武器がなんと「刺身包丁」。伝統なのか?刺身包丁・・・笑えない話題なんだが、ちょっとだけ釜山とドンスとジュンソクを思い出し、遠い目になった。

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2006年4月11日 (火)

「台風」⑤・・・ 映画「タイフーン」を見た後に来るもの

【Written by miyuki】

父上が北の出身でもあるキョンテク監督は、どうも人生折り返して残りを、「南北問題がテーマ」とひとつ決めたようなフシがある。次作は村上龍氏原作の「半島を出よ」を日韓合作で映画化とのニュースが先日出たが、JDGの出演はあるか、との問いに「俳優のためにはならないだろう」と言うようなことを答えていた。自分は人生の道に南北問題をずっと抱えて行くけれど、キミはキミで義理だてしなくていいから、しっかり頑張んなさい、というところだろうか。

Tepun2印象的なタイフーン号のシン。
その監督にして、「タイフーン」の製作過程は「死にたいくらいにいろいろ大変だった」のだという。膨れ上がる予算、期待される結果、セットが火事になったり、間一髪あの大津波に遭いそうになったりetc・・・・何よりもテーマがテーマだけにさぞ様々の横槍もあったことだろうと想像される。果たして監督の思い通りに話は纏まったのだろうか。
JDGのファンの立場で、シンの生き方に思い入れて見ると、そのあまりに痛々しい人生にはやっぱり泣ける。JDGはいろいろ悩んだ末に、「うわべだけで演じてはいけない」と脱北者の悲しみや怒りに寄り添うべく役作りに没頭(ダイエット含)、結果「情け容赦無く人生削ぎ落とした怒れる魂の化身」のようなキャラが生まれた。復讐だけを支えに怒りを燃やし、それが叶わなかった時、もうあのような幕の閉じ方しか出来なかったことには納得は出来る。あの復讐が叶ってしまってはもちろんいけないのである。
しかし、その存在はあまりに凝縮されたエッセンスのようで、人間シンが辿って来た道を想像するには、見るほうは少しばかり想像力が必要だ。顔と言い、身体と言い切り傷と刺青と、火傷の引き攣れに覆われて、顎には矢の傷・・・・。11歳のちょっと呑気な少年だったミョンシンが、雪の中で逃亡中に「皆殺しにしてやる!」と言うシーンがあるが、いかんせん大人の海賊になったシンとその少年の間のギャップは大きすぎる。途中人買いか何かにさらわれるように海賊村に連れて来られて、人の足に噛み付いてたりするシーンも挟まれているが、おそらくはもう少しあったと思われる海賊村の描写などもすっかり気持ち良くカットになってしまっているので、マニアとしてはそれをぜひ見たいものである。海賊仲間には妙に人望のあるらしいシンの人となり、知った所でやるせないには変わりないのだけれども。(子供たちの入れられた檻に食べ物を投げてくれているのは、あの占い婆さんだと最近気付いた。婆さんとシン、どういう関係なんだら?アヤシイ。笑。)

その正しい立場を必死に全うし、映画の「目線」になっているのはあくまでカン・セジョンであって、イ・ジョンジェの着実な演技は、最後に感情を露にするあの場面まで破綻なく芯を通している。いいやつである。軍人だから、個人的に揺れそうになってもストイックに堪えて、国同士のメンツや打算に挟まれても、自分の取るべき道をきちんと選び・・。まるでこの映画におけるイ・ジョンジェの存在そのものだ。撮影監督協会が選ぶ「第29回黄金撮影賞」演技大賞を受賞したのも、その努力の賜物だと思う。あの「存在感の塊」のようなシンを演じるJDGに対するセジョンを、とても他の誰かには置き変えては考えられない。

Tepun3昨年12月ソウルでのマスコミ向けプレミア。皆さん緊張の面持ち。
それにつけても、まず、韓国の立場が日本人には難しい。しょっぱなの事件に続いて、怒涛のように海軍大尉カン・セジョンが国家情報院に出向させられるあたりから、「核ミサイル衛星誘導装置」とはなんぞや、それが盗まれたら誰が困る?アメリカと中国とロシアと朝鮮半島、どういうバランス?日本は?等々、物を知らないこちとら、付いて行けなくなりそうで、冒頭から頭の中はぐるぐるだ。一応の説明がセリフでなされてはいるのだが、一回の鑑賞で不安なのは、私が年寄りだからなのか?(とほほ・・・)

そういうことは決してこの話の核心ではない。前のレビューにも書いたが、シンの怒りの根源は、愛する家族を理不尽に奪われたことに在る。そして、自分の存在に対する「誇り高さ」である。
しかし、実際のところ、南北分断の問題をどう思いながらこの映画を見たか、は観客の立場によって微妙に作用するかもしれない。本国の若者はといえば、「北も南も同胞じゃないか。」と楽観的で、今現在どうもあまり深くは考えない傾向にあるらしい。深く考えたら、日本人の私にしてからが、頭の痛くなるような問題なのに。30になったばかりという日本語の上手いパクさんは、世代によってほんとうにこの事に対しての考えは違うと思うよ、と言っていた。

Tepun4船倉でのシンとセジョン対決シーン。ひたすら痛い。セジョンは不死身か?
「北は悪者」と教育されて育った世代の監督自身はやはり、今に至るまで解決されていない問題の、大きさ深さをシンがセジョンに向って叫んだ言葉に込めていたと思う。
「腐った話だと思わないか、お前と俺、言葉が通じるのが事実だってことがよ!!」
言葉は通じるが、じっさい「話は通じない」。セジョンは生きて言いたい事を言え、とシンに言ったが、シンは話した所でこの男はともかく、その後ろまでには通じないのだと思っている。残念だ。惜しいことだ。「恨」の胸苦しさと、どうしようもない痛み。そうしてセジョンは、ハッチの開閉ハンドルを戻しながら、辛い声を挙げて泣く。このシーンはほんとうに胸に刺さった。

この問題を何か言おうと思うと、今の私はどうしてもこんなふうに腰砕けの、纏まらない文になる。お堅くなって恐縮だがどうしても「シン、可哀想過ぎます~~」では済まされなくて。ここにいらしてくださる皆様は、「タイフーン」をどんなふうにご覧になっただろうか。

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2006年4月 6日 (木)

たかが血液型。されど・・・・

【Written by tartan】

Img_t 初めまして、tartanです。「職業は面子で選ぶ」A型よ。うふ。
対人関係にこれでもかというほど気を遣い、常に慎重で完全主義、沈着冷静で品行方正な典型的A型であるところのtartan(苦情はコメント欄にてどうぞ・笑)の周りには、何でかなぁ、昔からいつもB型が多い。多いっつうか、“だらけ”。本当に何故なのか理由は全くわからないが、ふと気が付くと四方八方をB型に囲まれ、そのマイペースで突飛な行動に翻弄されている。
思えば妹も弟もBだった。生まれた二人の息子も共にB。姑もB。友人知人、親しくなる人み~んなこぞってB。
んでもって極めつけは2月のファンミ。一緒に行動していた4人のうちtartan以外の3人が、示し合わせたがごとく全員Bだった。(笑) ←いや、これはもはや笑っている場合ではないかもしれない。

Img_j_2 ジョンジェです。仕事をしながらJDGの話し相手もちゃんとできるB型です。服装はね、なんたって色が一番大事よ^^ サイズはあんまり気にしないわ。^^
巷間伝えるところによると、B型人間というのはその行動特性から集団に馴染まず、特にtartanに代表される生真面目で非常に良い子のA型とは、大変仲がヨロシクナイらしい。(あくまで一般論ね^^)

【B型の特徴:他人に行動を縛られることを嫌う。周囲の影響を受けない、気にしない。話ているうちに話題や関心があちこちに飛び、まとまらない。言いたい放題。昨日と今日とで言っていることが違う・・・等。】

あ~~~ん、もお、凄~~くわかる。
国語の授業時間に一人だけ理科の教科書を開いていた長男。ラガーシャツを平気で前後ろ反対に着ていている次男。もはや宇宙人としか思えないほど会話の成り立たない姪。駅で急にフラリといなくなるクマちゃん(笑) すご~~く分かりやすいのだ、B型。
とか何とか言ってるうちに、いつしかB型の隣に居ることをとても楽チンに感じている自分がいて・・・・それはある意味新鮮な驚きでもあった。

Img_bウォンビンです。劣等感と自己肯定を併せ持つO型です。自分の取るべき態度は全て自分で決めます。
日常的にB型オーラに晒されていると、まずその信じられない行動パターンに「慣れ」、次に「洗脳され」、次第に「馴化する」。つまりB型化するものと思われる。
日本人の血液型は【A型4:O型3:B型2:AB型1】となっており、その割合に鑑みるとtartanは、自然界に存在する量のおよそ30倍以上もの“Bオーラ”を長年に亘って被爆(笑)していることになるわけで、ある程度のB型化はもはや必至であったと言っても過言ではなかろう。Bの放射線に汚染(許せ・笑)され、Aが薄まりつつあることはもはや明白だ。
その昔、筆箱の中の鉛筆が長い順番に並んでいないと気が済まなかったはずのtartanが、最近家計簿さえつけなくなり、封筒を開けるとき中身まで一緒に破るようになった。(あ、これはどちらかというとO型ね・笑)とある小さな堅気の印刷物では、ついうっかり『昭和444年』とやってしまい^^;(しかもうっかり校正漏れ)、そしてとうとう、この春中学に上がる長男の仮登校の日、自分の趣味に夢中になっていて持たせるべき書類一式を持たせ忘れた。
Img_u_1ウソンです。僕もO型です。現実派で常識派といわれますが、反面物好きな一面もあります。
嗚呼、神様に授かった「几帳面」が遠くに去ってゆく足音が聞こえる・・・・・
私はA型。規則を守る、筋を通す、四角四面のA型なのよぉぉぉ~~ どおしてえ~~~ WHY~~~

・・・・・と思っていたらつい昨日のことである。
Bの道を究めて早○年、B型語らせたらこの人の右に出る人も左に出る人もいないという、極まったB型であるところのmiyukiヒョンにサクッと言われた。
「tartanさんてさ、ここでの文章読んでるとOっぽいけど、やっぱAだよね」
・・・・・・うむ。やはりそうだったか。当たり前のことに、妙に納得してしまった。
生まれ持った血液型が変わるわけはないのだ。究極のB型から見れば、tartan程度のB化などは、取るに足らないものらしい。
とかく枠にとらわれやすいA。常識を重んじるA。・・・・安心と、なぜかちょっぴり残念が、一緒にやってきたけど、B型人間のこの辺の忌憚のない物言いこそが、tartanにとってはぢつに小気味良いのである。

Img_d_2ドンゴンです。いつもどっかひとつ抜けてしまいます。仕事をする時はいつも頭を空っぽにして臨みます。実はちょっと独占欲が強い一面もあります。カワイイでしょ?うふ。
さてさて、我らがJDGは正真正銘のO型である。O型のOは、「何も持たない」という意味合いらしく、医学的にはA的遺伝子とB的遺伝子の、どちらも持たない人がO型なのだそうだ。「監督の色に染めてください(*^_^*)」ってな態度のJDG兄さんは、明らかにO型だな。(たまに、あんたもしかしてちょっとB入ってる?と思うこともあるけど・・・笑)

【O型の特徴:自分の態度は自分で決める。感情があっさりし、後に尾をひかない。仕事の段取りが早い。コセコセしない。おおらか】

たかが血液型。されど血液型。
全人類をきっぱり4つのタイプに分けるなどという超無謀な分類法に、やはり一番関心を抱いているのはB型の人々だというあたり、ちょっと笑えたりもするが、楽しくて面白くて、なかなかどうして的を射ていることの多いこの分類、無視できないのが現実である。

ところで皆さんは何型ですか?

******************************

追記

実は日本人と韓国人の各血液型の割合というのはそれほど大きく違わない。いつ頃のデータか分からないが、tartanの調査によると日本のおけるB型の割合が20%であるのに対し、韓国ではB型は27%とやや多い。その分A型が少なくなっている。AB型が10%と一番少ないのは両国共通だ。
当然芸能界でもAB型は少なく、著名なところでは、イ・ヨンエさんとアン・ソンギ大先生がAB型である。ちなみに『B型の彼氏』を演じたイ・ドンゴン君は実はA型。キム・スンウ兄貴もA。笑ったのはチェ・ミンシクさんがB型ってこと。妙に納得だった。チョン・ジヒョンちゃんもBであった。
我らがヨンマン兄貴とキョンテク監督は、「不明」であった(笑)

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2006年4月 2日 (日)

萌え萌えワールド@JDG ~萌えポイント考~

【Written by tartan】

↓のmiyukiヒョンのレビューのコメント欄からワープしてきた。本当はこそっとコメントだけで済まそうと思ったのだが、どうやら長くなりそうなのでこの際(どの際?)tartanの本音を一発^^
いやぁ、あんまりはっきり「ヒョンチョル=職権濫用」とか書くと(すでに書いてるけど・笑)各方面との軋轢が懸念されるもんで・・・・^^;;; ぢつはかなり及び腰。へへ(^^ゞ 
最初に誤解のないように申し上げる。
tartanはJDGがしゅっきだっからぁぁぁ~~~!!^^;;;彼の出演した作品は勿論どれも愛している。(程度の差は否めないけれど・・・) あの悪名高き「じぇろいちにいじぇろ・・・」さえも、極たま~に聞きたくなる。一人で、という条件付で。だってファンなんだもん。

Img_1_8 もしこんな、目に星を入れて花束抱えた男が現れたら、tartan間違いなく速攻時速100キロの猛スピードで逃げるね。(笑)
さて、下のレビューでコメントしたことと少し重複するが、『イブのすべて』というドラマはある意味とても緻密に計算さていて、よくできたドラマであることは認める。見ているこっちがこっ恥かしくなるほど見事なまでの“白馬に乗った(ちょっと太目のちょっと老けた)王子様”だった(笑) それ故に放送されるや否や本国でも日本でも、ある種の「萌えポイント」を持つ層に属するアジュンマのハートを根こそぎガッツリ鷲掴み、となったわけだ。そしてその「萌えポイント」を持つアジュンマ層というのは、もしかするとJDGファンの圧倒的多数なのかもしれない。ということを、最近知った。ソウルで。
3月のファンミの際、JDGからファンへの質問コーナーというのがあった。「私の次回作で、どんな役をやって欲しいですか?」というJDGからの質問に答える権利を獲得したラッキーレディはアドニス・コリアの方。で、まず驚いたのは、彼女が何も答えられなかったということ。勿論本人を目の前にして緊張しちゃったんだろうが、tartanだったらマイク取り上げられようとも、ヨンマン兄貴に摘み出されようとも、思う存分に語っちゃうよっ(笑) 
「ドラマ。とにかくドラマに出て欲しいです」(そりゃドラマやれば週2回も見られるもんな、けっ、と腹の中で呟いたtartan)「ではどんなドラマが見たいですか?」というやりとりがあって、その方が「うーん・・・」と口籠った瞬間だ。周りから「メロ、メロ」「ラブストーリーがいい!」との声が。「えっ・・・そうなの、みんなって?」と大いに吃驚し、思いっきし仰け反っちまったtartanは、その時初めて自分が確実にマイノリティであるということを自覚したのだ。(遅いってか? なはは^^;;;)

Img_4「彼ね、ウチの店のナンバーワンなんっすよ。OLから主婦から同業の女の子まで、そりゃもうハートを鷲づかみっすよ~へっへっへ」
同じ人間を見ているはずなのだ。同じJDGという一人の人間を。
それなのにどうしてこうも求めるものが違うのか。多分それは、そもそも個々の瞳に写るJDG像が大きく違っているからだろう。最初から立ち位置が違う。それはもう、謂わば、三角錐は上から見ると「丸だ」であって、横から見ると「三角だ」というくらいに全然違う。もっと言えば、「萌えポイント」の違いっていうところか・・・。
例えばあの漆黒の深みを持つ大きな瞳・・・・「いつもお星様がキラキラしてるみたいで、素敵すぎますぅ~」に見えるファンもいれば、「いつもいつも視線がうろうろと覚束ない・・・素の自分に自信がないのか? それとも何か怖いのか? トイレにでも行きたいんか? んっ? そんな妖しい視線振りまいていると、そのうち誰かに襲われるぞっ!」と(笑)本気で心配になるファンもいる。(少なくともここに一人。)
「JDG@王子様」に萌えてしまう方々がいる反面、マイノリティーであろうと何だろうと、「JDG@M」に萌えちゃう層も確実に存在する。これもまた事実。そのどちらの感性が男チャン・ドンゴンの本質に近いのか・・・・それは本人に聞いて見なければわからないが、一度本人を目の前に正座させて問うてみたいものだ。
「王子様やってる時とさぁ、ヒーヒー言わされてる時とさぁ、正直どっちが気持ちいい?」と(笑)
Img_3_4 実はtartan一押しのJDGはコレ(*^_^*)わけもなくめっちゃそそられる。
JDG、自分のそういった資質に一体どこまで気が付いているのか甚だ疑問ではあるのだが、Sモードバリバリ全開の監督様方に過去何度となく捕獲され、ここ数年で自分の秘めたる資質をこれでもかというほど見せつけられた経緯からすると、もしかすると最近ではかなり自覚しているのかもしれない。

『イブのすべて』でファンになった方の中にも、勿論JDG全ての作品に対して真摯な意見を持っていらっしゃる方もいるだろう。だからヒョンチョル命の方々全てを「分かっていない」と言い切るつもりは毛頭ない。ただ、miyukiヒョンのおっしゃるように、「素敵すぎますぅ~」から一歩も進めない人が多いのもまた事実。tartanの考察によると、「王子様萌え」の方は、ポイントをずらすという作業が苦手なのである。(コレは『イブ・・・』に限らずね) ヒロインを自分に置き換えて見る、という癖が付いてしまっているため、ハッピーエンド以外の結末を極端に嫌う傾向もある。「萌え話の作り方」的な考察企画に記されていた「鉄則1:ハッピーエンドでなければならない」は、それこそまさに正論なのだろう。

Img_2_17役者JDGの「集大成」シン。10年後、彼は新たなにどんな集大成を作り上げるのだろうか・・・
自分の思ったとおりの役を選んで欲しい。そう思わずにはいられない。目を閉じて、肩の力をぬいて、本当に自分が望む道を素直に探って欲しい、と。根が極まったMなもんだから、つい、「ファンが望むものを・・・」などと真剣に思ってしまわないとも限らないJDG。アブねえなぁ・・・そういうところ^^;;; 
ここに一人、「思い切って飛んでみろ~~~、受け止めてやるぞ~~、しゅっきだっからあああ~~!」と叫んでいる変態アジュンマがいることを、どうにかして伝えたい今日この頃なのである。

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2006年4月 1日 (土)

インドネシアを国賓級でご訪問ほか、ニュースをちょろっと。

【Written by miyuki】

2006330当たり前だが、SPもインドネシア人。珍しく膝頭開いてないぞ、と。(笑)
29日にソウルを発ってジャカルタ入り、30日記者会見はじめインタビューその他いろいろの行事、明けて31日は、インドネシア政府の高官を表敬訪問後帰国、というスケジュールだったそうだ。インドネシアでも「タイフーン」公開を控えて、ファンミを催した所2000人集まったそうだ。(政財界要人たちとのパーティーも前夜はあったというし。)
ここでもお誕生日のケーキカットが用意されていたが、「アドニス・インターナショナル」の青いTシャツのメンバーが映っていて、大きな声では言えないが、私はちょっと遠い目になった。同じ「アドニス」の名が付いていながら、今のアドニス・ジャパンはこの方たちとはちがうマナイタに載ってしまったのである。とほほ。
インドネシアというと、海賊仲間のトトさんの顔をなんでか思い出してしまう。タイ人とインドネシア人の区別、ついてないですな。(滝汗)ノベライスのライターが「バロンのお面のような顔」と書いていたのがヒットしちゃったもので。あの役者さんとJDGとは、英語で話していたそうであるが、そういえば、「台風」撮影監督の「ホン・ギョンピョ」さん。このかたも、十分海賊仲間に入れそうだったっけ。(水祭りの曲に反応しそう~~~。笑。)

JDG留守の間に撮影監督協会で選ぶ「第29回黄金撮影賞」演技大賞を、セジョン役のイ・ジョンジェが受賞したその授賞式が、30日ソウルのセジョンホテル(シャレでないっす。)で行われた。ミョンジュ姉さん役だったイ・ミヨンは「審査員特別賞」。皮肉だな、と思ったのが、新人男優賞はあの、「台風」を蹴散らした(?)「王の男」のイ・ジュンギくんだった。うううむ・・・。
公式では、「正しい」JDGファンが「ショックです~~」と発言していた。気持ちは十分わかるのだが、仕方のない事なのだ。この辺を論じ出すとどんどんずれるので、また別項にて。

さて、ジャカルタでは「ドラマに復帰の意思あり」発言で、また物議を醸している。(え?)どうも、商売のビジョンも絡むだろうし、ひねくれ者アジュンマとしては単純には喜べない。
おそらく、ヨン様がこれから済州島で撮るキム・ジョンハクプロの「太王四神記」みたいな形式で行くと思われるのだが。(一つのプロダクションが撮って、TV局に売る、というやつ。)当然日本もイッチョカミするならば、アミ○ーズ様からのDVD・BOXなんかの発売が視野に・・・と。このところ韓国本国も、目玉の「話題沸騰ドラマ」がイマひとつ出ないようなのだ。
しかし、ヨン様やJDGが主演だからといって、それだけではお客は呼べん、という時代が来ているのは、世間も分かり始めているところなんである。だからと言って、良く知られたスター様の出ていないドラマをポンと買える勇気と眼力もあまり無い、というのが日本の情けナイところだろう。「甘~~くてトロける様なメロ」もよっぽどの作戦で行かないと、コケまっせ~~~。単純にもろ手を挙げて賛成する世間はすでに狭いと、私は思うんだが、どうだろう。(某朝鮮日報でも同じような事言っていたし。)ちょっと辛口な見方だけども、本当のファンなら、やっぱり自分の望む役に戻って来るから嬉しい~~~、ではなく、長く、彼が年をとっても作品を見て行きたいと思うのであるからして、(回りくどくて御免)テーマや役はどうであれとにかく、企画・脚本や監督・スタッフ等々、十分吟味していただきたいものである。
(理事の再来を望む世間のJDGファンを敵に廻したかしら・・・^^;;)

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